カンタン、すぐできる子どもたちに無添加おやつ

 子どもには体にいいものを食べさせたい、でも忙しくて手間をかける余裕がない、とお子さんのおやつ作りに悩むママたちも多いはず。戸田コミュニティセンター主催・子育てママのための『たんぽぽ教室』では、そんなママたちのために、全年齢の子どもが食べられる安心おやつ『無添加お菓子作り』講座を10月2日に実施。自身でも『ベビーハーティサークル』を主宰する尾崎有紀さんが共催し、看護学校の教員をしながら3人を子育て中の石橋園子さんが講師を担当した。『たんぽぽ教室』に参加するママたちは、講座の前にお子さんをセンター内の一室へ預ける。専任の保育ボランティアが子どもたちの面倒を見てくれるので、とても好評だという。
 今回作ったお菓子は『マクロビマフィン』。石橋さんがいつも自宅で作っているという簡単おやつのひとつで、事前にすべての材料は計量済み。石橋さんがおやつを考える時のポイントは「子どもがお腹すいた!と言ってから30分以内に口に入る」という手軽さと、無添加であること。「3人の子どもに、安心できるものを食べさせたくて始めました。いろいろ試行錯誤して、乳製品のアレルギーも大丈夫なおやつを作ってます。今日のマフィンは、一番上の子がチョコを食べたいと言ったとき、一番下の子が0歳だったので、カフェインなし・チョコ風味の『キャロブパウダー』を入れました」。
 材料はマフィン小型10個分。材料Aは薄力粉180g、ココナッツとカシューナッツのパウダー各10g、キャロブパウダー20g、アルミフリーのベーキングパウダー5g。材料Bは、なたね油とビート糖各50g、水200㏄、粗塩をひとつまみ。その他にバナナやりんご、ドライフルーツ、蒸かし芋、蒸したカボチャなどを好みで100g。作業はカンタン。オーブンを180度に温め、マフィンの型を用意。材料AをボウルAに入れ、泡立て器でふわふわと混ぜる。子どもがやってもいいくらいの、さっくりした混ぜ方でOK。フルーツを切り、材料BをボウルBに入れ、泡立て器でしっかり混ぜる。材料Aに材料Bを入れ、ゴムベラでさっくり混ぜ、フルーツも加えてさらにさっくり混ぜる。型に流し入れたら、オーブンで約15分。焼き上がったマフィンを冷まし、出来上がり。
「キャロブなどのパウダーを入れない場合は薄力粉を増やしたり、水を牛乳に変えても大丈夫」と石橋さん。キャロブはイナゴ豆のパウダー。鉄分が多く、女性にもいいという。その他の食材にも「どこで買えますか?」とママたちは興味津々。市内のスーパーでも買えるものがあると聞いて「本当にすぐできたので驚き。優しい味で美味しかったので、さっそく作ります」という参加者もいた。講座は1時間余りで終了、石橋さんは「短時間の方がママたちも気楽に参加できるんです」と、急ぎながらも嬉しそうにマフィンを持ち帰る参加者を見送った。

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