放置竹林をハウス野菜の栽培用エネルギーへ 再生プロジェクトに支援協力を!

 10年以上、市内の河川敷の美化ボランティアをしてきた川島会が、福増地区の広大な放置竹林をエネルギーに変え、農業に利用しようと準備中だ。現在、インターネットで多くの人に支援を呼びかけ、必要な資金を調達するクラウドファンディングにチャレンジしている。
 川島会は、すでに福増町会と協働し、竹林整備を進めてきた。伐採した竹をチップにし発酵させ、畑の土壌改良材として再利用。農作物の育ちやすい土になると、地元の農家からも喜ばれている。今回計画中のプロジェクトは、さらに8万坪の竹1万本以上を専用のボイラーでハウス栽培の暖房燃料にし、耕作放棄地も再度農地として再生させようというもの。竹1本は油約18リットル分。中堅農家では1晩に1000リットルもの重油を消費することもあるというが、竹なら約50本分で済む。「竹ボイラーで乾燥竹を完全燃焼させ、お湯をわかし、ハウス内に循環させて暖めます。排煙が少なく、環境負荷も低い。しかも竹は2年で成木するため、放置竹林そのものが継続性あるエネルギー源として有効活用できます。エネルギーを地産地消するという、循環型農業を実現できるんです。そのためには、竹ボイラー、パイプハウス購入に200万円が必要で、皆さんに支援協力をいただけないか、お願いしています」とメンバー。
 期日までに目標金額が集まれば支援が受けられる。〆切は2月10日。支援金額によって、新鮮野菜が届いたり、農地が無償で借りられたりする。今年秋にはイチゴの苗を植え、支援いただいた方を招待したいという。詳細は専門サイトで発表中。

問合せ 花見さん
TEL 080・3361・0641
https://readyfor.jp/projects/kawashimakai

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…
  2. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  3.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  4. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  5.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  6. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  7.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  8.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る