ママと赤ちゃんに寄り添った保育を

 今年1月にオープンした袖ケ浦市認可の『みどりの風保育園』。定員19名の小規模保育園は市内初の試み。園長の武井千尋さんは、「設立のきっかけは母体となる社会福祉法人みどりの丘の職員が育児を理由に退職せざるをえない状況を救おうと、事業所内保育を作ろうとしたことでした」と振り返る。
 袖ケ浦市は待機児童ゼロを公表。しかし、子どもの状況は常に変化しているとともに、保護者の通勤事情を含めると必ずしも万全の体制が整っているわけではない。その中で、保護者・子ども・保育士の居心地のいい環境を目指して袖ケ浦市の認可保育園をスタートさせた。
 0歳から満3歳まで定員19名の同園。現在は11名の子ども達を、常勤9名(栄養士1名含む)とパート8名の保育士が見守っている。「何よりも事故がないよう徹底しています。怖いのは昼寝中の突然死なので、5分おきに寝息をチェック。年齢ごとにクラスを分けて、寄り添った保育を行っています」と武井さん。
 近々、園庭には芝が植えられ、遊具も設置される。また、5月には一時保育、夏には子育て支援センターをオープンできるよう準備中だ。「地域の方も協力してくださり有難いです。ゆくゆくは、子ども達と高齢者の触れあえる場所も作っていけたら」と展望も語る。袖ケ浦市以外の子どもの受け入れも可能。詳細は市役所へ問合せを。

問合せ 袖ケ浦市役所
TEL 0438-62-3276

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