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いちはらアート×ミックス2017 のどかな新緑の里山で、面白く・刺激的に好奇心いっぱいの時間を過ごそう!
- 2017/4/28
- シティライフ掲載記事, 市原版

写真↑ アート屋台教頭・ハンマー版画
5月14日まで開催されている『いちはらアート×ミックス2017』。今回は作品展示だけでなく、様々な分野のアーティストや講師陣を迎え、ユニークなワークショップや講座なども多数あり、いろいろ楽しめるイベントになっている。
IAAES(旧里見小学校)では、『里見100人教頭学校キョンキョン』として、約80講座を毎日開講(定員各10名・要予約、当日受付もあり)。4月9日には3講座が行われた。
鉄を使った作品やコラージュを制作するアーティスト、仲田智さんが担当する『アート屋台教頭』は、初回でハンマー版画を実施。葉や花の上に乗せた鉄の針金やパイプなどをハンマーで叩き、植物の汁を紙に移して描く。「ふだん手にもしない鉄のパイプなどを使うのが面白い」と参加者。5月2日・7日には、コラージュ版画と屋台ギャラリーがある。
『昔の手業教頭』では、市原在住、元千葉市立加曽利貝塚博物館副館長の村田六郎太さんによる縄文時代に関する講義や体験。「縄文土器は、当時の人々にとって魔法の器。ゆでることで食べられるものが増え、食料をより多く確保できた。とても大事で思い入れがあるものです」と解説。縄の模様は、縄文原体という、繊維を縄のように縒り紐状にしたものを使ったのだという。5月1日・7日・13日に、石器作りや縄文土器でのスープ作りなどを行う。
フードコーディネーター・watoさんの『おいしくなーれ教頭』は、地元の食材を使った料理講座。初回は朝どりのタケノコを使った3種の前菜。タケノコのグリル、同じく地元産セリとタケノコのサラダ、ベーコンとタケノコとニンニクを炒めたジャーマンたけのこを、小学生を含めた2家族と和やかに作った。4月30日と5月14日に肉料理とデザート作りあり。
1回のみの講座もある。4月16日は、フリーライターの桑原和久さんによる『頭ハゲない教頭』で、途中参加の見学者も含め、男女約15名が受講した。53歳の桑原さんは、今は髪はふさふさだが、30代前半は頭頂がとても薄かったという。「東洋医学の先生に、ゴマ油とショウガで作る育毛トニックを教えてもらい、外国の無添加シャンプーを探し、頭皮の血行を良くするために半身浴をし、食事も玄米に変えるなど、体質改善に努めました」と毛が生えるまでの約1年半、様々にチャレンジした体験を語った。
4月30日以降では、果実酒教頭、チョコレート教頭、現代ジュエリー教頭、撮れ!撮れ!教頭、ネイチャーガイド教頭、八街ピーナツ教頭、一心不乱教頭、滝教頭、ノイズ教頭、日高誠実教頭、ラッパー教頭、歌ダンス教頭、地質教頭、オフサイド教頭、学校音楽教頭、踊る教頭の各講座が開かれる。
市原湖畔美術館でも、館外展示の『イチマル』で様々な体験教室を開催中。『武器作り・トロッコ列車』は5月9日、新種の道具を考え造形し、展示車両のトロッコに陳列して乗車。『妖怪似顔絵』は4月30日・5月12日、来場者の似顔絵を妖怪風に描く。『ガラスのアクセサリー作り』は5月3日~7日、ガラスに絵付けし、窯で焼成する(完成品のアクセサリーは後日発送)。『水風船合戦』は5月14日、イチマルの中心に置かれた旗を水風船で取り合うイベント。『魔法開発!』は5月1日・2日、近隣にある石や木や葉で、魔法陣や魔法の杖を作りあげる。他にもこれから行われるプログラムは多数。
湖畔美術館館内では、小湊鐵道100歳企画『里山絵本展 かこさとし』、連動企画展『カールステン・ニコライ:Parallax パララックス』が開催中。絵本作家の重鎮・かこさとしさんの作品は、里山と小湊鉄道の風景を優しい色合いで描いた原画や、代表作の絵本の複製画など。著者からの大切なコトバとともに未来につなぐメッセージとして展示している。カールステン・ニコライは、アーティスト・ミュージシャンとして国際的に活躍。展示空間に合わせた映像と音とのインスタレーションなど、視覚、光、自然現象などをテーマに、日本初公開も含む6作品。
いずれも料金・時間等の詳細はHPか事務局へ。
問合せ 実行委員会事務局
TEL 0436・50・1160(8時30分~18時)
http://ichihara-artmix.jp/