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みんなが笑顔になる挑戦 『みんなの学校』上映
- 2016/6/24
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不登校も特別支援学級もない 同じ教室で一緒に学ぶ
昨年2月から全国で公開され大ヒットしているドキュメンタリー映画『みんなの学校』が9月4日(日)、youホールで上映される(主催・『みんなの学校』を観る会実行委員会)
同映画は、地域の中でどんな子どもも、同じ教室で学ぶ大阪市立大空小学校の1年間に密着取材した作品。映画に先んじて放映されたテレビ版『みんなの学校』は『平成25年度文化庁芸術祭賞テレビドキュメンタリー部門大賞』はじめ、『日本民間放送連盟賞報道番組部門優秀賞』、『日本放送文化大賞準グランプリ』ほか多数の賞を受賞した。
そして現在も各地で上映され続けており、朝日新聞やAERA、サンデー毎日等々多くのメディアでも紹介されている。何故、この映画が賞賛されるのか?前述の文化庁芸術祭大賞受賞理由は「他の地域では厄介者扱いされていた転校生が、教師と同級生、そして地域が包み込むことで、素直で心優しい子どもに成長していく姿は、見ている者の心を熱くする。大空小学校の試みは、上からの教育改革とは一線を画す、現場からの教育改革でもある」とされており、映画を見た教育評論家の尾木直樹さんは「驚いた!ここには、ありのままの公立小学校の魅力が、大胆に惜し気もなく躍動している。(中略)それにしてもスゴイ記録映画が完成したものである。学校と教育の未来に、希望が湧く映画である」とコメントしている(映画『みんなの学校』公式サイトより一部抜粋)。
映画の舞台となった大空小学校は、2012年度の児童数約220人のうち、特別支援の対象となる生徒は30人を超えていたが(通常学級数6、特別支援学級7)、「自分がされていやなことは人にしない言わない」という唯一の校則と、「すべての子どもの学習権を保障する」という教育理念のもと、すべての子どもたちが同じ教室で学ぶ。教職員は通常のルールに沿って多く配置されているが、地域住民や学生ボランティアだけでなく、保護者の支援も積極的に受け入れた『地域に開かれた学校』として、多くの大人たちで見守れる体制をつくっている。
「一緒に見て、一緒に考える上映会は新しい出会いや語らいの場、地域コミュニティとのつながりを生み出す」とも期待されている作品。老若男女問わずお勧めの映画作品。是非、ご覧になってみては。前売り券発売開始。
上映日時 9月4日(日)10時~、14時~、18時30分~
※上映時間は106分。3回ともバリアフリー版日本語字幕付き上映。
前売り券500円、当日券700円。中学生以下無料。
後援・市原市教育委員会、市原市社会福祉協議会
問合せ 実行委員会・桑田さん
TEL 090・9372・8718