- Home
- 市原版, シティライフ掲載記事
- 夏野菜の王者を食べて認知症予防
夏野菜の王者を食べて認知症予防
- 2016/8/5
- 市原版, シティライフ掲載記事
健康講座 第2回
「久しぶりに会った人の名前が出てこないまま、話しをして、後で思い出すことありますよね。これ認知症かなと心配ではありませんか」と参加者40人の前で話すのは千葉県生涯大学校の元教授、鈴木孝さん(72)。なのはな館(市原市南部保健福祉センター)主催事業の健康講座(全2回)の第2回『認知症防止について』が開かれた。
ほのぼのとした語り口ではじまった認知症予防の対策は4つ。1つ目は、まず、脳の活性化。「習い事など頭を使うことを10項目あげて実行して。こんな風に口開けてテレビばかり見ていてはだめだよ」とポーズをとる鈴木さんの姿に会場から笑いがもれる。「それから、1日最低5人と話して。もう年だから、話題は何でもいい。話せば頭を使います」
2つ目は運動。1日30分、体を動かすこと。「私は体操と家庭菜園」とラジオ体操の集まりに参加していることを明かす。
3つ目は食事。「昔、食糧難だったからと今食べ過ぎていませんか」と参加者に問いかけながら、農業の専門家らしく「夏野菜の王者トマトを食べて」と緑黄色野菜やオリーブオイルを取ることを勧める。
4つ目は心。楽しく生きて、家庭円満に。「今日の参加者はお金ありそうですね」と見回し、「お金は死んだら使えません。生きているうちに使いましょう」と語る。今まで家族や社会のために十分尽くしてきたのだから、「思う存分自由で、心豊かな時間を過ごしていれば、元気なうちにあの世からお迎えが来ます」と笑わせて終了。参加者たちは「楽しかった」と笑顔で帰宅した。