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心で結ばれたサークルで笑顔に
- 2016/11/4
- シティライフ掲載記事, 市原版

「ここに来るとみんな生き生きしますよ。特に女性はきれいになる」と話すのは中途失聴・難聴者サークル『つくしの会』の会長谷口哲夫さん。会員の60代男性は「以前は海や山によく出かけたが、耳が聞こえなくなってからは周囲に遠慮して行動半径が狭くなった。家族にすら何回も聞き直すのは申し訳ないと思うことがある。会ではお互い何に困るのかわかりあえる」と明るい。60代の女性は「人工内耳手術など難聴者向けの情報が得られる。自然体でみんなと話せる」、2年前から参加する70代の女性は「高齢で手話を覚えるのに時間がかかるが、親切に教えてもらえる」と会員たちは同じ困難を抱えた仲間の絆で結ばれた会の良さを語る。
同会は八幡公民館にて毎月第2・第3土曜日の10時から12時半。第2土曜は手話の勉強が中心、第3土曜は会話をスクリーンに映し出す方法で交流する。会員は5名の健聴者を含む14名。大人になって難聴になった40代から70代の会員が中心。「月1回だけではさみしい」という声があり、3年前から月2回集まることになった。日帰り旅行や親睦会もある。見学大歓迎。年会費1800円。
事務局の池内伸自さんに健聴者に望むことを聞くと「難聴者が聞き取りにくいのは大きな声や早口。口の動きや表情も聞き取りの助けになるので、向かい合ってゆっくりはっきりと普通の声で話してほしい」とのこと。補聴器は耳元で大きな声で話すと音が割れてしまうそうだ。
問合せ 池内さん
TEL 090・9326・3189
FAX 0436・62・5221
メール k-ten@icntv.ne.jp