勝浦の海に広がる生き物たちの特別な世界へ

 昨秋から今年1月29日(日)まで、千葉県立中央博物館分館の海の博物館(勝浦市)で開催された『海のアート展 海の不思議ないきもの』。船橋市在住の造形作家である木暮奈津子(こぐれなつこ)さんが新聞紙を使用して制作した海の生き物たちは、展示室のテーブルや床に並べられていてとてもカラフルだ。「海の生き物は形が自由なところが大好きです。制作を初めて15年が経ちました。作るものを決めると頭でアイディアを考え、スケッチします。タコの足などパーツをまとめて作ることもあります」と木暮さん。船橋市から勝浦市鵜原まで通っては、海岸に作品をならべて写真におさめている。
 少しとぼけた表情の魚や岩場でくつろぐジンベエザメ、ストッキングをはいた色気に満ちたタコレディなど、見ているだけでクスッと笑いが漏れる作品たちは、どれもとても個性的。こんな生き物いたらいいな、という不思議な生き物を前に、千葉市から訪れたという家族連れは「デザイン性があって可愛い」、「基礎があってこそ作れるよね」と感心。子ども達は生き物に触れたくてウズウズ。
 鵜原海岸にクラゲの作品を700個並べて撮影した壮大さに、同館の主任上席研究員である菊地則雄さんも舌を巻き、「来館者の皆様にはとても好評です。勝浦の海に関連している作品が展示できて嬉しいですね」と続けた。各作品に木暮さんのコメントや、同館からの生き物の詳細が書かれたラベルが置かれていて生き物の名前を覚えるきっかけにもできたのではないだろうか。

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