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布小物づくり 想いを届ける
- 2017/3/24
- 市原版, シティライフ掲載記事
色も柄も様々な可愛いポーチや布製バッグ、がま口やキーホルダー。6年前から『fifty|fifty』として、主に布小物を制作している芝崎圭子さん(57)は、約13年間、自宅での洋裁教室や洋服のオーダー受注をしていたという。「一時期、洋裁から離れましたが、子どもが独立したらまた縫いたいと思っていたところ、友人からカフェでの展示会を提案され、本格的に布小物制作を始めました」
ハンドメイド仲間と知り合い、毎春に市内で開催する展示会『はんどめいどSAKU RA SAKU』を立ち上げ、都内のイベントやショップでも販売している。一番人気は、『fifty|fifty』で共に活動しているイラストレーター・cooさん(31)が作った、カエルの『いのかわくん』シリーズだ。cooさんがデザインした様々な『いのかわくん』を、芝崎さんがバッグやポーチ、マスコットなどに縫い上げる。「ブログを見た方から、熱烈なメッセージで注文が来た時は、とても驚きました。もう一生懸命に作って。実物を気に入ってくださるか不安だったんですが、とても喜んでいただけて、凄く嬉しかったですね」
朝起きてデザインが浮かぶと、そのままミシンの前に座ることも度々。お気に入りの布地は大量にストックし「自室が布で埋まった」ほど。妥協せず、納得できたものを出品することも心がけている。「私たちが想いをこめて作ったものを、自分のためにはもちろん、誰かへの贈り物として、数多くの中から選んでもらえることが幸せだとつくづく思います」。4月1日(土)10~16時半には、夢ホールで5周年の『SAKU RA SAKU』を開催。芝崎さんも含め約30名の作家が参加する。ぜひお気に入りの作品を探してみては。