今、蘇る深沢幸雄の世界

 6月1日(木)から30日(金)まで市原鶴舞郵便局にて『深沢幸雄作品展』を開催((月)~(金)・9~17時)する。
 今年1月に逝去した戦後版画史を代表する作家、深沢幸雄さんは版画だけでなく書や陶芸、ガラス絵、パステル画の創作もする多才なひとであった。今回の展示資料は約50点。版画をはじめ書や著書、ポスターなど多岐に渡っており、様々なジャンルの深沢作品が一度に観られる。
 同展を企画した鶴舞在住の大岩裕幸さんは「67年間、深沢先生が家族と共に暮らした鶴舞で作品展をやることに意義があると考えた。そして先生も通っていた郵便局での開催は作品が最も活かされるのではないかとも思った。見所は保存している人が少ない初期のモノクロ作品」と話す。
 初公開となる書は平安時代に詠まれた歌謡集『梁塵秘抄』にのっている有名な歌「遊びをせんとや生まれけむ」や詩などの作品が展示される。昨年11月には市原市より名誉市民の称号が贈られた市原の宝、深沢幸雄さんの作品展へ是非、この機会に足を運んでみては。

問合せ 市原鶴舞郵便局
TEL 0436・88・2001

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】各賞受賞作品の監督。前列左から2番目は映画祭実行委員長、後列左端は審査員のミヤザキさん。グランプリ受賞の全監督は前列左から3番目。 …
  2.  若い人がイチバン集まりたくなる街イチハラヘ! 未来に向けて動き出す「イチハラ」が、新しい「しあわせ」を発信する2024年の3日間、その各講…
  3.  キセキレイは、よく街中で見かけるハクセキレイの仲間ですが、個体数が少なくなっていることや、渓流や川原などの水辺を好んで生息しているため、ハ…
  4. 【写真】神明さん(左)と宗形さん  丸みのある可愛いフォルムから奏でられる心地よい音。それこそ、オカリナの最大の特徴である…
  5.  今年の夏休みのこと。学童保育のイベントで夏祭りを企画し、子どもたちは、紙で作ったお金で出店屋さんで買い物をしました。一人5百円をどう使うか…
  6.  9月の終わり頃にチャドクガの幼虫(毛虫)の毛に触れてしまったようです。チャドクガは蛾の一種で毛先に強力な毒を含んでおり、お茶の木、サザンカ…
  7.  私の生まれ育った芦別は北海道のほぼ中央に位置し、四季折々の美しい自然と星空に恵まれた町です。  昭和59年に「星の降る里」を宣言し、昭和…
  8.  きつね色にこんがり揚がった生地と香り高いカレーの取り合わせが人気のカレーパン。市原市五井西の『クロワッサンファクトリー五井店』の『じっくり…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】各賞受賞作品の監督。前列左から2番目は映画祭実行委員長、後列左端は審査員のミヤザキさん。グランプリ受賞の全監督は前列左から3番目。 …

スタッフブログ

ページ上部へ戻る