祝!第50回歌声列車が菜の花畑へ出発

 4月16日(日)、五井駅小湊線ホームを出発したのは『第50回歌声列車IN小湊鐡道』。2009年6月にスタートした歌声列車は年6回(偶数月第3日曜日)定期運行されており、50回目の走行を記念して小湊線ホームではセレモニーが行われた。ボランティアスタッフ代表の清水厚史さんは、「とにかく面白く、空間を大事にすることを心がけてきました。小湊鐡道のお役に立てることを嬉しく思います。次、目指せ100回です!」と語った。
 12時30分に五井駅を出発した一行は終点の上総中野駅まで行き、折り返して五井駅に戻ってくるまで車内は1両丸ごと貸し切り。昭和の名曲をアコーディオンやハーモニカ、キーボードのリズムに乗せて乗客みんなで熱唱して楽しむのだ。小湊鐡道株式会社の石川晋平社長は、「当初はここまでできると思っていなかったので、50回目を迎えられて大変嬉しいです。まさに継続は力なり。歌声列車がテレビで取り上げられた効果もあり、今では首都圏全域から小湊鉄道に乗車しにきてくれます。形式にとらわれない楽しい進行も大きな力です」と感慨深げに話した。
 今まで約3千人弱が乗車してきた歌声列車だが、なにより驚くのはリピート率の高さだ。市原市惣社から参加した女性5名は、ホームで発車を心待ちにしていた。「今まで合計40回は参加しています。列車でみんなで歌うというところに、カラオケでは味わえない高揚感があります」、「日々のストレス発散です。ページをめくるのと歌うのに一生懸命なので、車窓を見る暇もありません」と口々に話しては、笑い声を上げた。曲目は『おぼろ月夜』から『青い山脈』、『高校三年生』など幅広い。好評の歌声列車は1回につき定員50人だが、毎回キャンセル待ちが出るほどだという。
 また、歌声列車のファンは市内に留まらない。千葉県内、東京、埼玉から駆けつける人も多い。初参加の人を見つけると清水さんが即座に声かけをして仲間へ引き入れ、あっという間に列車内に溶け込んでいく。
 当日の出発式では参加者全員で記念撮影の後、車内へ乗車。発声練習をしてから、清水さんと石川社長のあいさつが行われた。清水さんが、「初めは手探り状態だった歌声列車がここまで続いたのもみなさんのおかげです。楽しく愉快な空間を作り上げるためには、我を忘れて歌うしかありません。みなさん、最後までお付き合いください」と話すと、列車内は大きな笑いに包まれた。そして50回を記念したくす玉を2人が割り、ホイッスルが鳴ると同時に歌声列車がスタート!『高原列車は行く』の伴奏が始まり、列車は手拍子に包まれた。

問合せ 小湊鉄道(株)
TEL 0436・21・6771

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