至福の珈琲で自分磨き

 現代アート鑑賞やスイーツづくりを楽しみ地域の方と交流する女性限定の講座、国分寺公民館主催『国分寺小町|素敵に自分磨き|地域に向けてわくわくを発信しよう』(全8回)が今春からスタート。取材時のテーマは『おいしい珈琲を淹れよう!』。
 同館職員が参加者20人の緊張をほぐすレクリエーションを行ったあと、国分寺台で生豆をオーダー焙煎する専門店『香煎』の店主西本多津子さんが「豆は適度に焙煎された鮮度の良いものを選んでほしい」などコーヒーについて説明した。
 実習では、ペーパードリップを使った経験のある参加者と初心者、西本さんが同じ条件で淹れたコーヒーを飲み比べた。豆は焙煎したてのブラジル、90度前後の軟水のお湯を使用する。3人が細口のポットで慎重にお湯を注ぎコーヒーを抽出すると、参加者は試飲して「スッキリした味」、「わあ、美味しい」などと声を上げる。なかでも、西本さんが淹れたものは「苦味がさわやか」と高い評価。その秘訣は「粉がまんべんなく湿るようにお湯を注ぎ、膨らんだ表面が少しへこむくらいまで蒸らし2投目を注ぐ」、「お湯をしぼりきらない」など。基本を押さえれば雑味のないコーヒーが出るそうだ。
 次は酸味が強いキリマンジャロの深煎りと中煎りの飲み比べ。「酸味や苦味は焙煎度合いで決まるのがわかります」とのこと。深煎りはほとんど酸味がない。「豆の保存は袋のまま密閉袋に入れ、一週間程度なら冷蔵庫、それ以上なら冷凍庫へ」。最後は参加者たちが自らコーヒーを淹れ、「癒される」と至福の時を楽しんだ。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】昨年の慰霊顕彰と生誕祭  4月1日(土)長柄町高山で、同町出身・大田實海軍中将(享年54歳)の慰霊顕彰と生誕祭が開…
  2.  日本百景のひとつ、茂原公園の満開の桜。春爛漫の風景が堪能できる『茂原桜まつり』の期間中、3年ぶりに『茂原公園・桜の山の春の市』が開催されま…
  3.  読者の方々から映画に関するお問合せが多く寄せられましたので、今年度より「懐かしのシネマ」がスタートいたします。洋画・邦画・監督・俳優等、素…
  4.  昨年のゴールデンウイークに友人から「ウメハルシメジが公園に出たよ」と連絡がありました。ウメハルシメジはまだ見たことがないキノコです。さっそ…
  5.  昨年11月、市原市能満に市原歴史博物館がオープンした。これは既存の市原市埋蔵文化調査センターを増改築した施設で、愛称は『I’Museum …
  6.  御十八夜は市原市の中心に位置する米沢の森の標高162・3mの山頂で、晴れた日には東京湾やスカイツリー、北は筑波山、富士山、南アルプスや鹿野…
  7.  久しぶりに故郷の雑木林の中を散策しました。東日本大震災以来で、10年以上も足を踏み入れなかった事になります。以前は帰省する度、1〜2時間ほ…
  8. 【写真】ぬいぐるみたちのキャンプ  1月29日(日)、茂原市立図書館主催の『ぬいぐるみのおとまり会』が開かれ、児童12名と…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】昨年の慰霊顕彰と生誕祭  4月1日(土)長柄町高山で、同町出身・大田實海軍中将(享年54歳)の慰霊顕彰と生誕祭が開…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る