『いちはらゴルフ場巡り33』初制覇

齋尾 誠治 さん

 日本一ゴルフ場が多い市原市を『ゴルフの街いちはら』として全国にPRしようと、昨年8月から『いちはらゴルフ場巡り33』(主催市原市、協力市原市ゴルフ場連絡協議会・(一社)市原市観光協会)がスタートした。市内にあるゴルフコース33カ所全てでプレーすると豪華賞品が貰えるスタンプラリー。四国88か所巡りになぞらえて33カ所で満願となるが、5カ所、11カ所、22カ所目でも地元名産品や農産物のプレゼントがある。会員のみ、紹介者が必要というゴルフ場でもこの企画ならプレー可能。スタンプラリーカードは参加ゴルフ場のフロントで配布している。
 1月31日現在の達成者は5カ所1525人、11カ所158人、22カ所2人。2月1日、初めて33コースの達成者を出し、市原市役所観光振興課の黒須紀男さんは「まだ半年、想定より早く達成者がでました」と喜ぶ。
 33コース初制覇を成し遂げたのは市原市ちはら台在住の齋尾誠治さん。「立野クラシックゴルフ倶楽部のコースを上がってきたら、1番初めに達成したとのことで、市役所の方に写真を撮られたり、インタビューをされたりして驚きました」と嬉しそうに語る。スタンプラリーのことを知ったのは昨年7月31日、千葉セントラルゴルフクラブで225名が参加し開かれた市の町会長連合会ゴルフ大会でのこと。小出市長が挨拶で翌日からスタンプラリーが始まると話したからだ。「70歳になる翌年2月4日の誕生日までにやり遂げたいと目標を立て、月平均5、6カ所。多い時には月に8カ所回りました」と異例の速さで成し遂げた。
 本当は1月中に完遂する予定だったが、雪のために延期。2月2日に予約を入れ直したが、再び雪の予報が出たため、前倒しして「2月1日になんとかぎりぎり満願になりました」と笑みを浮かべる。ゴルフ歴40年。
 33コースのうち初めて行ったゴルフ場は2カ所だけ。八幡カントリークラブでのスコアが最高で80、ニュー南総ゴルフ倶楽部でのスコアが強風のため最低で103、平均スコアは91・6だった。「この間、会員になっている市外のコースには行っていません」
 一番大変だったのは仕事やボランティアに駆け回る忙しいなか、「日程を調整し、同伴者を募ったことです」。一人予約でコースを回ったこともあるが、認めていないゴルフ場もあり、齋尾さんが事務局長を務める、地域のゴルフ愛好会『ちはら台マスターズ』のメンバーに協力してもらったそうだ。平成4年創立の同会の会員数は128人。今年3月に浜野ゴルフクラブにて貸し切りで100回記念コンペを開くほど活発に活動している。
 齋尾さんの若い頃のハンディキャップは1ケタ、現役時代に年間100日回ったこともある。「自然の中でのプレーはストレス発散になります。何度回っても毎回風向きや天候に左右され奥が深いです。一人では回れないので、人とのつながりもできます」とゴルフに夢中。飛距離を伸ばすタイプではなくアプローチやパットでスコアを伸ばすそうだ。
 何事も一生懸命やるタイプ。都内の化粧品会社に勤め、市原市ちはら台に住んでおよそ30年。「こんなにゴルフ場が多いとは知りませんでした」。退職後の現在は地元のビルメンテナンス会社の役員、ちはら台地区社会福祉協議会会長を務める。ちはら台出身のプロゴルファー『成田美寿々プロを応援する会』の事務局長でもある。ちなみに成田プロは昨年の国内女子賞金ランキング11位。同会が開催する優勝報告会などでチャリティーオークションを行い、集めた募金で清水谷小学校、ちはら台南中学校に運動用品を寄付している。「ぜひ成田プロを東京オリンピックに送り出したいです」
 22カ所目で得た『八幡屋』の食事券を利用して、家族で誕生日を祝ったばかり。33カ所達成の報告に妻の反応は「あっそう」という淡々としたものだった。「賞品の温泉旅行に連れて行って日ごろのお礼をしたいと思います」と感謝する。でも「仲間にもPRしています」と取り出したのは2枚目のスタンプラリーカード。「70歳になったので今度はゆっくりと回ります」とまだまだやる気。
 市原市ではゴルフ振興のため、ゴルフ未経験の大人や小学生対象の体験会『手ぶらでゴルフ』を開催、市外在住者のふるさと納税の返礼品にゴルフ無料プレー券の用意もしている。今後の『ゴルフの街いちはら』の動きにも注目したい。 

問合せ 市原市観光振興課
TEL 0436・23・9755

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