タイの文化をオシャレに堪能

 1月20日(土)、国分寺中央公民館で開催された『タイの文化体験・石鹸に彫刻』。国際交流協会による同イベントでは、野菜や果物を草花や鶏の模様に彫るタイの伝統芸であるタイカービングを行った。講師でタイ人のナッターニさんは、「タイでは200年以上前から行われています。誕生日に果物をバラの形に切ったり、キャンドルを灯したりしても綺麗なんですよ。でも青果は日持ちしません。形に残るように、今日は石鹸に向日葵の花を彫りましょう」と説明した。
 使うのは、ナイフ1本のみ。石鹸の上に十円玉を置き、花の中心となる円を描くために縁取りするだけでも、最初は力加減に戸惑うほど。「ナイフは必ず90度に立てて。いきなり深く彫らないこと」など、ナッターニさんがテーブルを回りながら一人ずつ指導する。

 参加者11名は「力を均等にするのが難しいです」、「集中して身体に力が入る余り、石鹸をのせる手のひらに異常に汗をかきます!」などのコメントで笑いが起きる一コマも。それでも、2時間ほどの作業時間の中、段々手の動きが早くなり、花弁を二重に彫り終わる頃には、手の上にそれぞれ立体的な向日葵が咲いていた。葉っぱを4枚加えて完成だ。
 「日々の練習でやっているうちに慣れていきます。練習して誰かにプレゼントしても素敵です。玄関に置いておけば可愛い芳香剤にもなりますよ」と、ナッターニさんも満足そうだった。    

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