加茂のシイタケ農家から学ぶ

 2月17日、加茂公民館主催事業『キノコを育てる』が開かれた。年間1万本のホダ木を育てる市原市山口のシイタケ園『泰山』の代表根本泰弘さんが講師。
 作業場に集合した受講者23人は、機械による原木の穴あけを見学後、シイタケの植菌作業からはじめた。シイタケの菌糸を培養した駒菌を木槌で原木に植えこむ賑やかな音がするなか、根本さんは原木に適した木の選び方などを気さくに話す。収穫体験はハウスにて。受講者は採り方を学び、笠の大きさや開き具合をよく観察して袋に詰めた。
 体験活動後に根本さんの講義をイノシシ肉の入ったキノコ汁をいただきながら聞いた。「今回の駒菌は順調にいけば1年後の春に発生することもあるが、多くは来年の秋から翌春に出る」とのこと。自宅での原木の管理は「夏場の直射日光を避け、雨の当たる日陰に寝かせる(仮伏せ)」、「6月頃に30度から60度に傾け、風通しを図る(本伏せ)」、「7月頃になり植菌した駒菌が白くなったころ上下を反対にする(天地返し)」など。受講者の質問に根本さんは、「下草は伸びたら刈る」、「日陰がない場合は遮光ネットを活用する」、「冬場は保湿が大切で、乾燥した時には地面に水を撒いて、透明なビニールで覆い湿気を保つ」など丁寧に答えていた。管理が良ければ3年から5年間収穫が見込めるそうだ。
 講座は大好評で、受講者は「自分で育てて食べるのは楽しみ」と植菌した原木とたくさんのシイタケを持ち帰った。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  里山では、初夏に散房花序の白い小さな花をたくさん咲かせたガマズミが実っている頃です。スイカズラ科ガマズミ属のガマズミは高さ5メートルほどの…
  2. 『ほう ほう ほたる来い♪』『ひらいた ひらいた なんの花がひらいた♪』。毎月第1・第3水曜日、茂原市本納のほのおか館の2階からは『かなりや…
  3.  東金こども科学館にて、『自然の中のオオカミを知ろう』と題したパネル展が10/10(月・祝)まで開催されている。主催の『オオカミと里山を考え…
  4.  JR内房線姉ケ崎駅から南東へおよそ3㎞、約3200世帯9400人が暮らす市原市青葉台地区。高齢化が進む中、地域活性化を目指す『39PJ(サ…
  5.  毎月第1・3月曜日に、市原市福祉会館で開催されているのは『障がい者のヨーガ教室』。13時半から14時50分まで、講師の小林正子さんとアシス…
  6.  上総国の豪族・上総広常(?~1183)は、鎌倉幕府設立の功労者として歴史に名が刻まれる。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、広常が源頼…
  7.  茂原市谷本の住宅街で、工房・蔓gali(ツルガリ)を構える村越達也さんは、山葡萄(ぶどう)の籠バッグや財布を制作している。もとは旅行関係の…
  8.  大福山は市原市の最高峰。標高285mの山頂には日本武尊を祭った白鳥神社が鎮座し、東側の展望台からは北にスカイツリー、南には房総の山々が見渡…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  JR内房線姉ケ崎駅から南東へおよそ3㎞、約3200世帯9400人が暮らす市原市青葉台地区。高齢化が進む中、地域活性化を目指す『39PJ(サ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る