~いっしょに怒ってみる~

 子どもの愚痴や不満を聞いたとき、あなたならどうしますか?「そんなことを言ってはいけません。あなたにもいけないところがあったじゃないの ?」などと否定しまうと、その子は心の中のモヤモヤを吐き出せなくなり、そのストレスを友だちにぶつけてしまうこともあるようです。大切なのは、子どもの気持ちを受容的に共感して『聴く』ことです。子どもの愚痴を受け入れて、おおいにうなずきながら聴いてあげましょう。そして、その子と同じように、いっしょに怒ってみせるのです。これを『ミラーリング』と言います。自分の気持ちをわかってくれた人のことは信頼するでしょう。それに、その子の立場にな って聴いてみると、なぜ怒っているのかもわかります。この時に注意しなければならないのは、子どもの話を鵜呑みにして、本気になって感情的に怒らない事です。あくまでも冷静に、これは子どもの不満や愚痴などの感情を吐き出すのが目的です。その子に問題がありそうな場合でも、その時はそれでいいのです。吐き出すことが目的なので、発散させてあげてください。そして、気持ちがすっきりして素直になれたら、自分から反省の言葉を言ってくるでしょう。その時は、「もっといい方法はなかったのかな?」「これからどうすればいいだろうね?」という質問をして、考えさせるといいですね。

中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生まれ。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。ありんこ親子保育園理事長。エッセイスト。
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