夏の暑い日差しの下、庭や畑での作業は思った以上に体力を奪われます。仕事が休みの日は朝早く、なるべく気温が上がらないうちから作業を始めますが、それでも照りつける陽の光は容赦なく襲ってきます。日中は草花や野菜達が暑さのせいでぐったりしていても、雑草だけは不思議と元気に育っていきます。その土地に自生し長い年月をかけて適応していったからなのか、彼等の生命力にはいつも驚かされます。しかし感心ばかりはしていられません。夏の間はその逞しい雑草達との闘いでもあるのですから。今の時期には2つの楽しみがあります。1つは夏野菜の収穫そのもの。陽の光を十分に浴びた実のなる野菜はこの時期ならでは。2つ目は畑での作業を終え、獲れたてのナスやトマト、ズッキーニなどの野菜を使ってランチに冷たいパスタを作る事。一番のお気に入りは真っ赤に完熟した甘いトマトにバジルの葉を添え、バルサミコ酢とレモンの果汁でドレスしたもの。夏の野菜は身体の熱を冷まし、酢は暑さで疲労した身体を癒してくれます。

・トマトとバジルの冷製パスタ材料(1人分)
パスタ100g 、トマト100g 、バジルの葉 4~5枚、オリーブオイル 大さじ 2~3、バルサミコ酢 大さじ2~3、レモン果汁 小さじ2~3、ニンニク(みじん切り)小さじ 1、塩胡椒 少々、パルメジャーノチーズ 適量 ※バルサミコ酢やレモン果汁はお好みで調整して。
・作り方
①トマトをひとくちサイズに切ったらボウルに入れ、オリーブオイル、バルサミコ酢、レモン果汁、ニンニクを加え軽く混ぜ合わせ冷蔵庫の中で冷やしておく。
②パスタを茹でたら氷水で冷やし水を切る。
③、②を①のボウルの中に入れよく和え、塩コショウを加え味を整える。
④、③を皿に盛り付け、バジルの葉をちぎって乗せる。
⑤パルメジャーノチーズを上から擦り下ろし出来上がり。(チーズは市販の粉チーズではなく、なるべく固形の物を食べる前に擦り下ろした方が風味が広がります)。

長谷川良二。市原市在住。ハーブコーディネーター、ガーデニングコーディネーター、歯科医師。公民館でのハーブの指導や、料理教室を開催しながら自然栽培で野菜を育て、養鶏、養蜂にもトライ中。

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