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よさこい旋風を市原に巻き起こせ
- 2019/1/11
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市原市を中心に活動しているよさこいチーム飛翠迅では、現在40名ほどのメンバーが精力的に活動している。同チームの活動開始は2004年。結成後からチームのオリジナル曲に市制施行40周年曲の『ハッピーいちはら』を取り入れ、市内外のよさこい祭りで積極的に市原市のPRを行っていることから、2017年に団体として初めて市原市ふるさと応援団に認定された。
メンバーの大須賀真弓さんは、「きっかけは市原市内の高校生が有志を募り、市原市市民会館でよさこいソーランを踊ったことです。世代が異なる人達でひとつの目標に進む楽しさが忘れられず、イベントと同時に終わってしまうのが勿体なくて、定期的に練習をしていこうと始めました」と振り返る。
当初は300人近くの登録があり、現在の練習会場でもある五井中学校の体育館では一度におさまりきれず、交代で踊るほどだったとか。14年が経つうちに多くの割合を占めていた子ども達が卒業していったが、チーム力は全く衰えていない。代表の今野比佐子さんは、「チームで力を入れているのは鳴子の音です。手首を返すのではなく、肘を伸ばして指で強く押し音を出す。ガラガラとおもちゃのように鳴らすのではなく、ぴしっと揃えると音が高くなるんですよ」と、力強く話す。
小学生から70代までと幅広い層が参加しており、そのうち8割ほどが女性。「もう少し男性の参加が増えると、男踊りと女踊りで分けられるし踊りのバリエーションがでて、力強さも表現できるんです。ぜひ体験にいらしてください」と、大須賀さんは呼び掛けた。同チームは月曜日の19時から21時まで五井中学校で通常の練習を行い、覚えに不安のある希望者は自主練習日を利用して復習をしている。体験は月曜日19時から20時の間が対象となり、4回までは無料で参加可能だ。入会後、会費月額1500円。
今までに参加したイベントは、千葉よさこいまつりや茂原七夕まつり、原宿スーパーよさこいなど。2015年には東日本大震災で被災した陸前高田市を訪問した。「初めて仮設で暮らす人と触れ合い、宿泊施設は津波の被害に遭った場所で、どこまで波が来たかなど自分たちの目で確認しました。帰りのバスでは、子ども達がみんなで日常の有難さを痛感していました」と、今野さん。学ぶことはよさこいの踊りだけではないようだ。
ちなみに、よさこいとは高知県が発祥、よさこいソーランは北海道が発祥となっている。中間地点に位置する千葉県では若者を中心に動きの激しいよさこいソーランを扱うチームが多い。しかし、「結成から14年経つことで、当初から参加しているメンバーが70代になってきています。初め5年ほどはソーラン中心だったんですが、今は色んな世代が楽しく踊れるようなよさこいチームを目指しています」と今野さんが言うと、大須賀さんも、「今までやってきた曲を新しい人達とさらに盛り上げられたら」と続けた。練習への参加方法、および詳細は問合せを。
問合せ 飛翠迅窓口携帯
TEL 090・5085・1917