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【市原市】アートいちはらの世界よ、続け
- 2019/2/28
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- 市原市
1月26日(土)に旧里見小学校で開催された『前田麻里と仲間たち』。市原市内にアトリエを持つ洋画家で表現者として様々な活動をつづける前田さんは、アートいちはら2018春と2018秋の2回に渡り、同会場を使用して『銀河鉄道の夜』と小湊鉄道を見事に融合させた画を含める空間作品を発表してきた。「私は以前より表現する上で、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』という作品から多くの刺激をもらってきました。今回の講座のため、アートいちはら2018秋の会場はそのままの状態を維持してあります。みなさん、今日は日常から離れて銀河の世界を楽しんで帰ってください」と、前田さんは微笑む。
参加した40名のうち、アートいちはらの際に同会場に足を運んだ人は思いのほか少数だった。しかし、初めてだからこそ会場に入った時、参加者からは感嘆の声が飛ぶ。「可愛い!」と飾られた絵を携帯で写真に収める姿が多く見られた。同講座では、第1部に南市原里山連合の松本靖彦さんが前田さんや『銀河鉄道の夜』について解説。第2部に前田麻里さんと役者・声優として活動する前田彩さんによる『銀河鉄道の夜』のドラマリーディングが行われた。
照明が絞られると、会場はまさに銀河の世界!前田さんの演出する世界感に、参加者たちはあっという間に引き込まれていた。最後に前田さんは、「参加者の皆さんも初めはとても静かだったのですが、講座が終了すると、とても楽しかったと次々に声を掛けていただけたので嬉しかったです」と語った。