【市原市】辛っ!でも、なんて美味しいの

 1月19日(土)に千種コミュニティセンターで開催された『韓国本場の家庭料理教室』。参加者は韓国料理初心者から韓国旅行が大好きな人まで様々だったが、講座のポイントは簡単で美味しい家庭料理。30分もあれば作れてしまう『トッポギ』に挑戦した。  
 講師は市原市内で韓国料理店を営む鮎川英順(ヨンスン)さん。「トッポギは料理やオカズというよりもオヤツ。子どもが大好きで、小腹がすいた時に作ります。韓国の餅であるトックだけでなく、ラーメンや卵、玉ねぎを入れるとボリュームがあって美味しいです」と紹介する。
 基本の作り方(1人分)はとっても簡単。水500ccにスライスした玉ねぎ2分の1個と韓国式おでんを入れ、煮立ったら砂糖20g、コチュジャン50gを加える。トックを入れて10分ほど煮込めば完成だ。「私は韓国に興味をもって20年ほど。韓国語の教室をやったり、旅行に行ったりするけど、辛いのが苦手なんです。そんな人は、コチュジャンや砂糖の量を調節すれば美味しく食べられます」と話すのは、助手の斉藤一江さん。鮎川さんも、「最近の韓国料理はどんなものにも梅シロップが入っています。流行ですね。韓国では子どもの頃から辛い物を食べますが、梅シロップを入れると辛さの中にまろやかさが残るんですよ」とワンポイントを教える。
 沸騰する赤い鍋を見ながら、参加者は初め慣れない韓国料理に戸惑っていたが、すぐに「味見させてください!」と鮎川さんの鍋に駆け寄って確認。煮込んでいる時間はトックを柔らかくするだけでなく、水分を飛ばすため。次第にとろっとしたタレの出来上がり。辛さの調節は好みだが、「梅シロップだけでなく、日本でも売っている韓国のラーメン『辛』の麺と一緒に粉末スープを茹でると、より一層辛味が増して最高です。あとは自分の味を見つけて楽しんで」という鮎川さん。
 参加者たちは完成したトッポギを口に入れて、まずはもちろん「おいしい!」の声。しかし、食べた瞬間に感じる甘さはすぐに消え失せ、口中へ広がる衝撃の辛さ。モチモチした食感のトックを楽しみながら、何度もお茶を喉に流し込む。それなのになぜか癖になる味。繰り返し口に運ぶのは、やはりおいしいからだろう。「よくお店のお客さんに血圧が高くても辛い物を食べていいのかと聞かれますが、大丈夫。韓国人はみんな気にせず美味しく食べています。韓国はすごく寒いので、辛い物を食べて身体の中から温めます」と、鮎川さんは韓国事情も伝授。「薬膳料理も有名で、韓国旅行に行くとバランスのいい食事で体調が良くなって帰ってきますよ」、「今度は大根の美味しい季節にカクテキを作りましょうよ」と、参加者たちは最後まで話が弾んでいた。

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