ふるさとビジター館 いちはら自然探訪

カゴタケ

 今回は面白い形のキノコをご紹介します。英語でもバードケージ・ファンガイ(鳥かご茸)と呼ばれているスッポンタケ科のキノコです。
初めての出会いは晩秋の里山でした。ピンポン玉のようなものが落ちていたので、拾い上げてみると弾力があってマシュマロのよう。ちょっと手で握りしめると急にぶわっと動いたので、なにコレ?イヤッ!と投げ捨てました。恐る恐る落ちた卵を見てみると、なんと!卵が割れて中から細い腕のようなカゴが現れていました。それは張力のかかっている柔らかい管を、卵のなかに巧妙に折りたたんであったかのようでした。こんな変わったキノコがあるんですねえ!
そして翌年の秋、また別の山でカゴタケと出会いました。写真はその時のもので、割れてから時間がたって完全に展開しています。手前が割れた卵のから。カゴは直径7センチ位で、べったりと緑褐色のグレバ(胞子)が付着していて、甘い香りがしました。調べてみると千葉県では梅雨時から晩秋にかけて、やや自然度の高い林に出るようです。甘い香りは昆虫を集めて胞子を拡散させるためだそう。キノコって形も生き方も様々で本当に面白いですね!
(ナチュラリストネット/加藤恵美子)

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 『一宮ウミガメを見守る会』は3~5月にかけて、『ウミガメがやってくる町・一宮の海をもっと知ろう!』と題し、3回の連続ワークショップを開催し…
  2.  毎月第2・4(火)・13時半~15時半、東金コミュニティセンターで開かれている『ときがね川柳会』。会員は17名、最高齢は93歳で平均年齢も…
  3.  鴨川市にある私設房総郷土美術館では、6月5日(日)まで『房総が生んだモダニズムの日本画家・酒井亜人展』を開催している。美術館館主の黒川さん…
  4.  来月9日から14日、夢ホール(市原市更級)で『小湊鐵道を撮る仲間たち』展が開催される。この写真展は、写真家の故加賀淺吉氏が中心となり、6年…
  5.  敷地の中にわずか1・5畳ほどの小さな物置小屋を作りました。本来ならもっと早くに作るはずでしたが、次第に物が増え置き場所に困り始めたので、や…
  6.  ちはら台の街には公園が沢山あり、訪れた人の憩いの場となっています。  西には、テニス場がある「堂坂公園」、滑り台がある「睦月公園」、スプ…
  7.  5月になると私は、フクロウが巣を構えるような大きなスダジイを順番に回ります。運が良ければ巣立ったヒナがいるからです。でも今年は声もしないの…
  8.  市原市在住の田波武さんは、昨年4月、パズル界初の『イロハ』3文字を使ったクロスワードパズル、『ひらめきの右脳 理詰めの左脳を覚醒させるイロ…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 『一宮ウミガメを見守る会』は3~5月にかけて、『ウミガメがやってくる町・一宮の海をもっと知ろう!』と題し、3回の連続ワークショップを開催し…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る