今年は何に挑戦する?【市原市】

今年で設立34年目を迎える『市原市なぎなた連盟』は、市内3カ所の体育館を拠点に活動中だ。昭和63年5月、市原市社会体育課主催の家庭婦人を対象とするスポーツ教室の1つとして開催された『なぎなたの部』には8名が入部、教室終了後に同好会として誕生した。平成4年に『市原市なぎなた連盟』となった同団体には、『市原なぎなた同好会』、『八幡なぎなた錬誠会』、『なぎなた極め会』の3つの教室が存在して地域ごとに練習を行っているが、会員であれば場所と曜日を問わず活動に参加が可能である。
1月4日、八幡公民館で開催した初稽古に集った会員11名は、2時間かけて全日本なぎなたの形や仕掛け応じ技、防具をつけての打ち返しや掛り稽古に熱中した。副会長の髙澤酉子さんは、「現在の会員数は約30名。主に60代から80代の女性が練習に励んでいますが、最年少の会員は大学生です。高校生の頃に、なぎなたで国体に出場した選手もいます。古来の武道で、基本動作を覚えると奥が深くてとても面白いので、ぜひ小さい子から大人までいらしてください」と、話した。同団体は普段の練習稽古の他、市内中学4校に出向いてなぎなたの授業や、小学校の学童で体験教室を開催。また地域での普及発展を目指して、要請があれば神社での奉納演武や産業祭、公民館の文化祭にも参加している。
 なぎなたの魅力は、礼儀作法はもちろん我慢強さも身に付くという。会長の常澄忠男さんは、「かつて奥方の護身術、たしなみとして女性によって始められました。人間最大の弱点である脛(すね)を狙うなど、なぎなたで家を守ろうとしたんですね。しかし現在、千葉大や武道大などのなぎなた部には男子も所属しており、底辺の拡大が望まれます」と紹介した。また、市内在住で会員の鹿嶋満代さんは今年の市原市スポーツ表彰を受賞。「40代で始めたんですが、仕事や家事と両立しながらマイペースで続けてこられました。型を覚えることは最初こそ大変でしたが、脳トレだと思って楽しみました。手足のさばきは色んなところに神経を使いますが、経験が長くなるほど奥深い競技です」と、満足げに話した。
体育館には会員達の床を擦る足音、掛け声や号令が響く。一斉に動くなぎなたは見事で、集中した空気がすがすがしい。常澄さんは、「短期間で上達するものではないので、ぜひ子どもの頃に始めて欲しいです。相手の視線と心の動きを見ながら隙をつくので、子どもと大人が正面から戦える面白い競技ですよ」と話し、会員のなぎなた捌きに注目していた。
同3教室は、ゼットエ―武道場と市原中学校、千種コミュニティセンターで活動中(八幡公民館は廃止)。年会費3千円、月会費500円だが初めの3カ月は無料(学生は半額)。防具やなぎなたも貸出利用可能。詳細は問合せを。
問合せ:池谷さん
TEL.080・5649・1709

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  島根発祥の『2歳のお誕生日会』。メモリアルワークを通じて、2歳児のイヤイヤやイタズラの本当の理由を知り、子育てを楽しもうというもので、主に…
  2.  最近、街中の池でもよく見られるようになったオオバン。白色の嘴と額以外ほぼ全身黒色をした全長36センチ位の水鳥である。全身に斑や縞模様等が少…
  3.  古いレトロな郵便局の建物を活かし、まちづくりや育児サークルの活動、ギャラリーなどに使えるレンタルスペース『ギャラリー・プロジェクト長南』。…
  4.  千葉県内各地で福祉施設の運営を行っている社会福祉法人佑啓(ゆうけい)会。平成5年に市原市で開所した知的障害者施設・ふる里学舎をはじめ、通所…
  5.  以前、八十三歳になる恩師が、「出来の悪い子ほど親孝行。自分の足りなかったところを教えてくれた」と、我が子の子育てを振り返られて仰っていまし…
  6.  7月の日曜日の午後のひととき、上総更級公園の公園センターで、ハーブの活用法「ハーブクラフト」講習会が開催された。参加費、材料費は一切無料。…
  7.  新型コロナウイルスの感染拡大と昨年の台風被害から、今年は多くのイベントが中止。緑豊かな里山に囲まれた長柄町でも、多くの農園や組合、工房など…
  8.  新しい地図エンタテイメント『地図で楽しむ本当にすごい千葉』が宝島社より刊行! 著者の『都道府県研究会』は、最新データを駆使して47都道府県…
  9.  関東鉄道協会主催、鉄道沿線地域の活性化に寄与しようと開催されているスタンプラリー。第10回となる今年は、関東を「東京」「千葉」「埼玉・群馬…
  10.  #牛久にカフェを作りたいんだ…発起人たちの思いがそのまま屋号になったカフェスタンドが、3月、小湊鉄道上総牛久駅駅舎にオープンした。発起…

ピックアップ記事

  1.  島根発祥の『2歳のお誕生日会』。メモリアルワークを通じて、2歳児のイヤイヤやイタズラの本当の理由を知り、子育てを楽しもうというもので、主に…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る