吊るし雛に魅せられて【市原市】

 40年余り自宅の一室で開いている洋裁教室で、小物づくりと洋裁を仲間とともに楽しんでいます。私がつるし雛に出会ったのは、平成14年2月、伊豆への家族旅行でした。吊るし雛の話を聞き、実際に作ってみて、その可愛らしさの虜(とりこ)になり、吊るし雛の本場・伊豆稲取へ毎年出かけ、勉強させてもらいました。ある年、毎年泊まっている旅館の女将さんに、自分も作って楽しんでいると話したところ、旅館組合で吊るし雛コンクールを始めたので出してみたら、勧められました。そこで平成22年に出品、認められて見事大賞を射止め、旅館一泊のご招待にあずかりました。
 八幡宿駅構内のギャラリーには、洋裁づくりのときから励みになればと、仲間みんなの作品を展示してきました。今では吊るし雛づくりの人が多くなったので、3月3日の雛祭りに合わせ、3月1日から10日で、展示させていただいております。一度、出展しない年があったのですが、知り合いから「なんで展示しないの?楽しみにしていたのよ」と言われこともあり、毎年行っています。60代から80代のメンバーで楽しみつつ頑張って作っておりますので、今年もぜひ見ていただきたいと思いす。(寄稿・田山静子)

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