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V協連で太巻き寿司教室開催【市原市】
- 2022/7/28
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5月24日(火)、五井公民館で『房総太巻き寿司教室』が開催された。主催は市原市ボランティア連絡協議会(以下V連協・鈴木幹夫会長)のFF部。V連協は、市原のボランティアグループの絆をつなごうと、平成7年に発足。FF部は『Face to Face』の略で、V連協の45団体と個人会員19名、計641名(6月現在)の互いに知らない活動等を知ろうと、2021年1月に発足した。コロナ禍で活動を自粛する団体等もあるなか、会員相互の連携と交流から、活動の活発化のきっかけとしてフリートークやワークショップを企画。今回の『房総太巻き寿司教室』は参加者12名の限定で、試食はせず、できあがった寿司は持ち帰る形で実施した。
講師は『いちはら食育の会』代表の上田悦子さんと、『房総太巻き寿司を伝える会』代表の福嶋恵里さん。まずはDVDを見ながら、太巻き寿司の歴史について上田さんが話した。「千葉県の郷土料理・太巻き寿司の歴史を調べ、昨年10月に日本栄養改善学会で発表しました。その内容をもとに『千葉県の郷土料理・太巻き寿司の歴史~その誕生と発展~』という冊子を作って教育委員会に寄贈、学校や公民館の図書館においていただきました。かつて市原市の養老川河口は、ノリ養殖が盛んな一大生産地。冠婚葬祭などには、太巻き寿司が盛んに作られていたことも、知らない人が多くなっています」とのこと。
作った太巻き寿司は、可愛い男の子の顔『正ちゃん』と『二つの花』。ヤマゴボウや野沢菜、卵焼き、ピンク色のご飯など、使う具材は講師側で準備。ノリの上に酢飯を広げ、順次、具材を乗せていく。初めて作る参加者たちは、「本当にこれでいいのかな」「これでできるのか想像できないね」と、平面から丸めて立体にする太巻き寿司の柄作りに四苦八苦。ようやく完成し、包丁を入れると、それぞれ表情豊かな子どもの顔と二つの花ができあがった。「初めて作りました。いやぁ楽しかったですね」「包丁で切った時、どんな顔になっているかドキドキしました」と参加者は満足げ。
教室に参加したV連協会長の鈴木さんは、「私は『SATOYAMAよくし隊』で荒れた山の手入れをしています。姉崎の椎津川河口も当時はノリ養殖をしており、竹を大量に使っていました。姉崎の丘陵地ではその竹を栽培し、うまく海と山の調和が取れていましたが、今はそれが使われず、竹が里山の厄介者になってしまったのでは」と話す。
今後もV協連のFF部では、「多くの会員の力をフル活用し、つながりを作って市原のボランティアを盛り上げていきたい」という。「今回の教室も講師は同じV連協の会員。時には講師、時には生徒で、様々な分野の人たちが出会えば、色々なことができると思っています」とスタッフは話した。
問合せ:市原市社会福祉協議会ボランティアセンター内
市原市ボランティア連絡協議会事務局
Tel.0436・20・3100