およそ20年もの間、秋から冬の気温の低い時期にかけて、毎年一年分の手作りベーコンを作ってきました。肉の表面に塩、胡椒、ハーブ類を擦り付け、一週間冷蔵庫の中で寝かし、次は塩を抜き、乾燥させてから7時間もの間燻製します。時間や手間がかかったとしても、その大変な過程すらも愛しいと思われる程、燻製した肉は眩しいくらいに黄金色に光り輝いて、しかも美味しすぎるが故に、ハム作りに対しては興味がそそられませんでした。ですがここ数年、自分自身をハーブ王子と名乗ってしまった以上は、ハーブを使ったレシピを一つなりとも避けて通る事など出来ない、と思うようになってきました(笑)。そういう訳で誰もが簡単に作れるハムのレシピを探し出し、自分なりにアレンジしてみました。
 肉の加工品には沢山の種類と量の食品添加物が使われており、家族や自分の健康を守る上で真っ先に考えなくてはならない食品と言われています。肉は傷みやすいのでどうしても添加物に頼らざるをえないのです。自分自身で作った物は、材料が分かるだけに安心して食べる事が出来ます。手作りハムを一度食べたらその美味しさに感動するでしょう。

 

・材料:豚ロースか肩ブロック500g、塩10g、胡椒5g、ニンニク(スライス)1片、タイム1枝、セイジ葉3枚、ローズマリー枝5cm、ベイリーフ1枚(ハーブ類は手に入らなければ全部揃える必要はありません)、オリーブオイル大さじ3 

 

・作り方
①塩胡椒を肉の表面に手でまんべんなく刷り込む。
②密閉できる保存袋に①と残りの材料を入れ、全体を揉み込み、密封してまる1日寝かせる。
③60~70度の湯で90分湯煎する(温度が高くなったら水を足して調整)。
④肉を取り出し、キッチンペーパーなどで水分を拭き取り、フライパンにオリーブオイルをひいて強火で肉の表面に焼き色をつけて、出来上がり。

 

 

長谷川良二。長柄町在住。ハーブコーディネーター、ガーデニングコーディネーター、歯科医師。市原を中心に公民館でのハーブの指導などをしながら自然栽培で野菜を育て、養鶏、養蜂にもトライ中。

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