現代の溢れる情報量の中、私達は様々な分野で物事を選択しています。日常の中で大なり小なり、必然的に繰り返される事柄の一つと言えるでしょう。これについては食べ物も例外ではありません。全ての食品に対して健康へのメリット、リスクが論じられ、賛成もしくは反対意見が交差しています。これを食べると癌になるリスクが高くなる。反対にこれには血圧を下げる効果があるなどと、私達は何を信じれば良いのか、分からなくなってしまう事も多いのではないでしょうか?
 ある胃腸科の先生が書いた本の中で、毎日乳製品を摂る人の胃や腸の中を内視鏡で視ると、ほとんどの粘膜が荒れていると述べています。さらには乳製品の摂取量の多い欧米人の方が、日本人よりも圧倒的に乳癌や骨粗鬆症の罹患率が多いという統計結果があります。また別の本では、家畜農家は牛乳の生産量を上げるため、子牛に授乳させている矢先から母牛を妊娠させるので、牛乳には女性ホルモンが過多に含まれてしまい、結果として女性は乳癌、男性は女性化が進んでしまうという説もあります。一方で、牛乳にはバランス良く栄養が含まれ、生活習慣病を防ぎ、特に脳卒中のリスクを減らすと謳っているものもあります。他の生物では、母乳を摂取するのは幼い子供の期間だけで、成長してからは一切口にしません。人間のみが生涯に於いて乳製品を摂り続けているのです。
 僕は牛乳の代わりに豆乳からヨーグルトを作っていますが、その豆乳も最近の研究では健康へのリスク、大豆は納豆など発酵させた製品以外は膵臓がんのリスクが高まる、といった結果があります。結局は良いと思った物を自己責任で判断し、選択するしかないという事かもしれません。ただ一つ確実に言えるのは、自分で作ればゴミの量を確実に少なくする事ができる、ということでしょう。

 

◇長谷川良二。長柄町在住。ハーブコーディネーター、ガーデニングコーディネーター、歯科医師。市原を中心に公民館でのハーブの指導などをしながら自然栽培で野菜を育て、養鶏、養蜂にもトライ中。

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