初夏の風物詩を『蛍の里』で『白子ホタル観賞会』5/27・28開催~ライオンズクラブ国際協会 白子ライオンズクラブ~【白子町】

 5月27日(土)、28日(日)、『白子ライオンズクラブ』主催の『白子ホタル観賞会』が長生郡白子町剃金の第3クリーンセンター公園にて開催される。時間は、19時~21時。会場には屋台が出店、『白子観望の会』による天体観測と、小学生以下のじゃんけん大会も行われ、公園はにぎやかなお祭りの場となる。『白子ホタル観賞会』は今年で32回目。南白亀川(なばきがわ)へと流れる、町の下水処理施設であるクリーンセンターの浄水がきれいなことを示すため、同クラブが排水路でホタルを飼育したのが始まりだ。

蛍の里の暗幕張り

 白子ライオンズクラブは1979年の設立で、現在会員は60代~80代の12名。白子海岸に上陸するウミガメ保護のための海岸清掃や、白子町文化財の『白子凧保存会』、献血で配布する栄養ドリンクの提供などのボランティア活動を続けている。中でもホタル観賞会は大きな行事で、施設の管理や会場の設営などの運営費を賄うため、春には玉ねぎ狩り、秋には落花生『おおまさり』の収穫を行う。玉ねぎは白子町の特産で、会員たちは11月に10万個分の苗を手作業で植えつける。玉ねぎの収穫体験は全国的にも珍しく、毎年常連客でにぎわう。「子どもたちは大きな玉ねぎを見つけると、声を上げ大喜びしています」と、同クラブ広報の井田勝彦さんは話す。千葉県の他地区のライオンズクラブからも大勢が家族連れで訪れ、会員同士の交流の場にもなっている。

イベントで行われるじゃんけん大会

 観賞会の行われる『蛍の里』は、公園の一角にクラブが網で囲った施設を手作りで建てたものだ。入口で行列に並び、順に中の通路をゆっくりと歩きながらホタルを鑑賞する。ホタルの光がふわっと舞うたび、歓声が上がる。行列は終了時間まで絶えることがなく、何度も並びなおす人も多いのだとか。「天井を残して四方を暗幕で覆うため、中は映画館のようで、そこに飛び交うホタルはそれはきれいです」と、井田さん。「暗闇に流れる水の音も響いて、さらに星空にも恵まれれば最高です。子どもたちに飛んでいるホタルを観てほしい一心で続けています」。初夏の宵、蛍の里を訪れてみるのはいかがだろう。当日は駐車場の誘導あり。雨天中止。また、同クラブでは随時メンバーを募集中。それぞれについて、詳しくは問合せを。

 

問合せ:白子ライオンズクラブ 会長・牧野さん
Tel.090・3521・3576

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