4年ぶりの開催!第10回上総いちはら国府祭り【市原市】

 9月30日(土)・10月1日(日)の2日間、上総更級公園や上総大路などで、『上総いちはら国府祭り』が4年ぶりに開催される(主催:上総いちはら国府祭り実行委員会・市原市)。多くの人たちが集う祭りは、前回18万もの人出で賑わった。今年は第10回という節目、しかも市原市の市制施行60周年にもあたり、『これまでのいちはら』と『これからのいちはら』をつなぐ祭りとして、様々な人々が連携し、市内最大の祭りとして盛り上げる。テーマは『みんなでつなぐ いちはらの未来』。どんなイベントが実施されるか、紹介する。

夜まで賑わう2日間

 開会式の後のオープニングイベントは昼12時から、恒例の時代絵巻行列と山鉾・山車が登場。市原市の歴史や文化を表現し、更級日記旅立ち行列や源頼朝武者行列に、東日本最大級の山鉾、上総国分寺の七重塔を模した山車が、祭りの始まりに巡業する。ここから、更級公園イベント広場やアリオ市原サンシャインコートのステージで、一般参加団体のダンスや演奏等が同時に進行。今年は参加型イベントとして、ジェフ千葉のチアダンスチーム『ジェットスフィーン』が、その場で踊れるダンスを来場している子どもたちに教え、一緒に踊って楽しむ企画もあり。

 上総大路でのスタートは伝統の練り踊り。30年続いた市原市民祭りでも披露されていた踊りを継承、約1000人の市民が参加し、大路を踊る様子はまさに祭りの雰囲気。こちらは飛び入りの当日参加もOK。次はがらりと変わって大人気のハロウィンパレード(主催:(一社)市原市観光協会)。市内のマスコットキャラや思い思いの自由な仮装で楽しむ人たちが参加して、さらに祭りを賑やかにする。フォトコンテストも同時開催するので記念に応募してみては。

 そして1日目の最後の夜には、引き手も応援する人も熱気で盛り上がる『いちはら大綱引』(主催:(一社)市原青年会議所)。市原市を東西南北の4チームに分け、1チーム250人・総勢1000人が、関東最大級・全長160メートルもの大綱を引き合う。上総大路の広い直線を活かした競技は、各地区のプライドをかけた戦いになる。

 2日間とも実施されるのは『いちはら国府市』。12時~20時、更級公園内に約70店が出店し、ご当地グルメや市の特産物などを販売する。アリオ市原サンシャインコートのステージでは、2日目にも一般参加団体のダンスや演奏が行われ、さらにフラダンスが公園とサンシャインコートの2カ所で披露される(主催:市原ハワイアンフラ協会)。

 2日目のイベントで熱い戦いを繰り広げるのは、『ちばYOSAKOI2023』(主催:ちばYOSAKOI2023実行委員会)。県内最大規模のよさこい祭りで、今年は県内外から約40チームが出場予定。上位8チームがファイナルに出場、大賞を目指す。ステージだけでなく上総大路でも華やかに勇壮に舞い踊るので、乞うご期待。

 祭りの総仕上げのフィナーレには、公園前でライトアップされた山鉾・山車と、和太鼓が共演。迫力ある演奏のなか、御神輿等が大路を練り歩く。最後は『第3回いちはら国府花火大会』(主催:いちはら国府花火大会実行委員会)で締めくくり。公園内から約20分間、花火が次々と打ち上げられ、音楽と光を融合させた演出が見どころだ。

他のイベントとコラボも

 今年の国府祭りは、他イベントとのコラボもある。一つは国府祭りと同じく市制施行60周年記念に行われる『エンジン01(ゼロワン)in市原』。本紙内に関連記事を掲載しているので詳細はぜひそちらで。今回はプレイベントとして、9/30(土)夢ホールで、勝間和代さん、漫画家・東村アキコさん、小出市原市長によるトークイベントを開催する。二つめは、千葉県生誕150周年事業の一環である『百年後芸術祭~環境と欲望~内房総アートフェス』。内房総5市(市原・木更津・君津・袖ケ浦・富津)と広域を舞台にした県内初のアートフェスで、その中のコンテンツの一つ『en Live Art Performance』がお披露目される。小林武史総合プロデューサー率いるクリエイター集団『Butterfly Studio』による音楽・映像・ダンス・光・テクノロジー(ドローン)を融合させたライブアートパフォーマンスは必見だ。9/30(土)・10/1(日)、上総更級公園内で、オープニング特別公演のため無料(整理券あり)。

 祭りの実施中は、上総更級大路が両日ともに11時~21時まで交通規制になる予定なので、車の方はご注意を。臨時駐車場は、市原市総合防災センター(山田橋・県立市原特別支援学校向かい)と市原市役所(国分寺台中央)に各500台ずつ用意。最寄りの五井駅東口と会場、駐車場は無料シャトルバスが往復するので、利用すると便利だ。

 様々な分野の人たちが参加するいちはら最大の祭りは、今年も確実にパワーアップしている。SNS投稿も大歓迎、その楽しさをぜひ共有してみては。両日とも12~20時、荒天中止。詳細はHPで。

 

問合せ:上総いちはら国府祭り実行委員会事務局

Tel.0436・23・9755

HP:https://ichihara-fes.com/

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】アブドゥルラーマン・アブダラ『最後の3人』(平三)  千葉県誕生150周年記念事業『百年後芸術祭~環境と欲望~内房…
  2.  市原湖畔美術館では、百年後芸術祭|内房総アートフェス|の一環として『ICHIHARA×ART×CONNECTIONS|交差する世界とわたし…
  3.  千葉県南房総市にある酪農のさとは日本酪農発祥の地で、江戸時代に八代将軍・徳川吉宗がインド産の白牛を飼育して、乳製品を作ったことで知られてい…
  4.  森や川に生息する動植物などを観察し、親子で自然を楽しみましょう!4月27日(土)、9月7日(土)、11月9日(土)の全3回に渡って行い、講…
  5.  いつの間にか春も盛り。寒いうちに庭木に寒肥(肥料)を与えておこうと思ったのに遅くなってしまいました。寒い時は庭仕事がどうしても億劫になって…
  6. 【写真】ケヤキ一枚板のカウンターと。左から鈴木さん、悦子さん、智明さん  大谷家具製作所は2011年11月に長南町長南に工…
  7. 『リーダーハーフェン』は1982年結成の男声合唱団で、42年間その歌声を響かせてきた。構成は、トップテノール・セカンドテノール・バリトン・…
  8.  多くの映画ファンを虜(とりこ)にした女優オードリー・ヘプバーンを、前半・後半と2回に分けて掲載します。ヘプバーンは今でも日本や欧米諸国で人…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】アブドゥルラーマン・アブダラ『最後の3人』(平三)  千葉県誕生150周年記念事業『百年後芸術祭~環境と欲望~内房…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る