今年も祭りの季節がやってきた!~行こう、上総いちはら国府祭りへ~【市原市】

【写真】初日に行われる華やかな「時代絵巻行列 山鉾・山車の巡行」

 

 10月5日(土)、6日(日)に市原市更級にある上総更級公園周辺で開催されるのは、『第11回上総いちはら国府祭り』だ。かつて、上総国の国府として政治や経済の中心として栄えていた市原市には、多くの人々が来訪していた。市原市観光・国際交流課の永井さんは、「上総いちはら国府祭りは、歴史や文化に根差したふるさと市原の魅力を発信し、賑わいの創出と市民の誇りや郷土愛を育むことを目的として開催しています。もちろん、市内外から訪れる方々に楽しんでいただくことは大切ですので、例年たくさんのイベントを準備しています」と、真剣に話した。

内容を詳しく教えて

 上総いちはら国府祭りは、開催回数を重ねるごとに認知されてきている。その変化を、「これまでは来場者数が約18万人ほどでしたが、昨年度はなんと2日で31万人もの方々にお越しいただきました。ステージ参加団体や国府市の出店希望も増えているので、エリアは年々拡大中です」と、永井さんは嬉しそうに説明した。

 祭りの両日開催されるイベントをまずはご紹介したい。『いちはら国府市』は12時から20時まで。100以上の食を中心とした出店で来場者をおもてなしする予定。また、上総更級公園とアリオ市原に設置されるステージでは、一般出演団体などによるダンスや楽器演奏が行われる。日頃の練習の成果を発揮しようと出演者の祭りに対する想いは強い。公園ステージは特に観覧者が多いので、観覧のレイアウトを変更したほどだとか。

 それでは、初日5日のみ開催されるイベントをご紹介。12時から13時半に行われるのは、『時代絵巻行列 山鉾・山車の巡行』である。市原市は、平安中期に菅原孝標娘によって記された更級日記の冒頭部分の舞台となっていることは有名だ。また、鎌倉時代には源頼朝が安房国を発って鎌倉へ陸路で向かった時の伝説もある。そんな歴史を体現するように、東日本最大級の山鉾と、上総国分寺の七重塔を模した山車を筆頭に行列が巡行する光景はオープニングとして圧巻だ。その後、15時から16時まで行われるのは『市民参加の練り踊り』である。これは、平成22年まで30回続いていた市原市民祭りでも披露されていた伝統ある踊り。「練り踊りにたくさんの方々に参加していただきたく講習会も行いました。今は、YouTube配信もしているので、よかったら練習にご覧ください。約千人の参加者が音楽に合わせて踊る熱気はすさまじく、当日参加も可能ですのでぜひいらしてください」と、永井さん。参加者同士で一体となる空気感は、一度体験するとやみつきになってしまうことだろう。そして夜は17時から19時まで、『いちはら大綱引』が開催される。市原市を東西南北の4地区に分けた綱引きは、それぞれの意地とプライドが激しくぶつかり合う熱い戦いだ。

 6日の大きな目玉イベントは『ちばYOSAKOI2024』で決まり!12時から19時半まで行われるこれは県内最大規模であり、県外からの出場予定者も多数。上位チームはファイナルに出場して、大賞を目指す。そして、祭りのフィナーレとなるのが『いちはら国府花火大会』である。19時35分から20分間、上総更級公園内を舞台に打ち上げられる。音楽と光を融合させた演出は、例年来場者を魅了している。

キッズも笑顔になって

「来場者に小さいお子さんが多いこともあり、今年は新たに『にこにこキッズ祭り』を開催することにしました。これまで、公園の芝生広場は空きスペースとなっていたので、これを有効活用しようと庁内や関係団体等と一体となって、楽しいゲームなどを考案中です」と、永井さんは笑顔で話す。すでにスナッグゴルフ体験や缶バッジづくりなどが決定。広い芝生広場がどんなゾーンになるのか、乞うご期待!

 国府祭りプログラムについては、当日設置される4か所の案内所でも配布予定だ。「祭りには熱気があふれ、とてもいい雰囲気です。お子さんたちにもぜひ楽しんでもらい、市原を盛り上げ、そして歴史をつないでいってもらうことを願っています」と、最後に永井さんは話した。

 

問合せ:市原市 地方創生部 観光・国際交流課

Tel.0436・23・9755

HP:https://ichihara-fes.com/

 

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