じいちゃん、ばあちゃんパワーで地域住民の輪を広げる
- 2014/4/18
- 外房版

立春は過ぎたものの、冬のような日が続いた過日、茂原市の豊田福祉センターで作品展が開かれた。自主グループや豊田小児童、あゆみの家工作等の作品が展示され、中でも発足して半世紀以上経つ『新茂原寿会』の展示スペースは会員たちで大いに盛り上がっていた。
会長の今野勝見さんは「会員は約40名。大正生まれもいる70代男女がメインの長寿クラブ。毎週木曜に新茂原青年館に集まり、ワラや竹で作品づくりをしています。ワラは休耕田を借りて古代米を植えて刈り取り干して乾燥させたもの。夏の暑い最中に皆で汗を流したあとに飲む酒は旨いですよ」と話す。
主な作品は縁起物だが、カーテンクリップなどの手芸品で、女性のアイディアが光ったものも。すぐ買い手がついた。また、話題となった東京スカイツリーを竹細工で仕上げた作品は一際目を引いた。
「豊田地区には13の自治会があるが、長寿クラブがあるのは4自治会だけ。地域フォーラム等で、他の自治会にもと働きかけている。そしてクラブの輪が広がり、地域活性化や独居老人の見守りなどをということが今求められていると思う」と、今野会長は真剣な眼差しで語った。
センター内では、ボランティア会の皆さんによって、塩むすび、漬け物、豚汁が作られ、無料で来場者に振る舞われた。
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