- Home
- 外房版, シティライフ掲載記事
- 仲間と楽しむ家庭菜園
仲間と楽しむ家庭菜園
- 2014/7/25
- 外房版, シティライフ掲載記事
野菜作り同好会『菜友』は、毎月第2水曜の10時から12時まで成東中央公民館を拠点に活動している。元農林水産省勤務の武井實さんを講師に招き、作物の特性、育て方、健康へ及ぼす影響についての講義を受けたり、9名のメンバーそれぞれの畑へ順に出向き、代表者の鈴木謙治さんを中心に、実習を通して情報交換を行ったりしている。同会は山武市主催の野菜作り講座で知り合ったメンバーで平成23年に結成。家庭菜園を楽しんでいる仲間たちだ。
取材当日の7月9日は鈴木さんが自宅の庭で、効率よく農作業できる十数種類の道具を冗談を交えながら楽しく紹介するところからスタート。そして、成長したキュウリの苗への追肥の仕方を実演した。
雑草避けと保湿のために設置してあるマルチをめくり化成肥料を施す。畝脇の雑草を根ごと取り、施肥後、再び土を被せるまでの道具は頭の部分が三角の形をした『三角ホー』1本でOK。細い白い根は空気と栄養分を吸収するため傷つけないように。太くて真下に深く伸びた根は水分を吸収する役目がある。
20センチくらいのキュウリが既に実をつけていた。「一番美味しいのは『今採り』だよ、ハイ」と鈴木さん。もぎたてのキュウリは新鮮でとても瑞々しかった。トマトやナスの苗も見学し、ジャガイモ掘りを体験したあと畝の作り方を学習。畝は、クワや三角ホーなどで耕し、苦土石灰を施して2週間ほどおいてから牛糞と化成肥料を撒く。表面を平らにし、マルチの被せ方を学んでこの日の活動は終了。
「野菜がどんどん可愛くなってくるんですよ」、「我流で作業をしているので、相談できる仲間がいてくれて助かります」とランチを食べながら話すメンバーの皆さん。アットホームな雰囲気が同会の魅力だ。
問合せ 鈴木さん
TEL 090・6168・8504