年間1400枚の雑巾 もろぎぬの会

 不用なタオルを集め、雑巾を手縫いし福祉施設などに寄付をしてきた茂原市下永吉在住の川島須美子さん(70)。「暮らしは簡素に、社会は豊かにという考えのもと4人で始めた」と話す。設立は今ほどボランティア活動をする人が多くなかった昭和63年。平成3年、茂原市社会福祉協議会にボランティアセンターができてから、今は亡きメンバーが諸々の布という意味の『もろぎぬの会』と名付け団体として登録した。 
 昨年、同協議会を通じ寄贈したのは10施設に1410枚。台風の被害を受けた市内の公共施設や個人宅の復旧にも利用されたそうだ。毎月最終月曜日午前、雑巾を縫うため代表の川島さん宅に集まる会員は12、3人。さらに家庭で縫う、タオルを寄付するという形で20人以上が協力する。会員たちは「リサイクルに貢献できるし、仕上がると達成感がある」、「老化防止になり、楽しい時間を過ごせる」、「お礼の手紙をいただくと恐縮する」などと慣れた様子で手を動かしながら話す。
 家庭に居ながら社会と関わりたいと自宅でバザーや子ども文庫を開いたこともある川島さんは「みなさんのお陰で続けられた。感謝している」と笑顔で何度も繰り返した。現在、タオルは同協議会が市民に呼びかけ集めている。

問合せ 茂原市社会福祉協議会
TEL 0475・23・1969

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…
  2. ホソミオツネントンボ(越冬中)  日本では200種ほどのトンボが生息しているとされています。主に、春から秋に観察でき、身近…
  3. 【写真】いちはらフィールドマップ巡り・市原にて  市原市姉崎在住の石黒修一さん(76)は、『地域を知り・守り・愛する』とい…
  4.  近年、湾岸沿いの工場夜景が注目され、ナイトクルーズが運航されるほどになっていますが、多くの石油・化学工場が林立する市原市の五井・姉崎海岸付…
  5. 【写真】ダリア花(茂原市立美術館蔵)  2月14日(水)~3月24日(日)、茂原市立美術館で、千葉県誕生150周年記念事業…
  6.  今回は、自分の好きなベストスリーに入る監督を取り上げます。読者の方々には、作品は知っているけれど、監督には馴染みがない、という方もいらっし…
  7.  今回と次回で、未来の話をしたいと思います。今世紀の中頃までに世界の人口は100億人を超えると言われています。気候変動により農作物の生産がま…
  8. 【写真】人々に語りかける中村医師 写真提供:PMS(平和医療団・日本)  昨年11月25日、ちはら台コミュニティセンター(…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る