知識を得たら、いざ朗読・ナレーションデビュー!?

 2月21日(土)、山武郡市振興センターを会場に山武郡市視聴覚教材センター主催の『朗読・ナレーション講座』が開催された。講師が文化放送、及び千葉テレビで元アナウンサーを勤めた柴山ゆきえさんとあって、講座は募集を大きく上回る43名が参加。ボランティアで朗読をしている人も多く、どうしたら本を手にしていない人にもうまく伝えられるかを学んだ。
 「まず、声はお腹から。普段から声を出さないと出なくなりますよ。女性は腹式呼吸を習得しなければできません。呼吸法を覚えて、喉を丈夫にしましょう」と柴山さん。呼吸法の後は、アクセント・句読点がある時の間合いや歯切れについての細かい知識を勉強。「母音の無声化、鼻濁音など初めてきちんと教えてもらいました。普段何気なく話している言葉も奥深いですね」と受講者。そして、ついに実践。
 柴山さんの後に続いて、受講者は『テレビのナレーション文章』と『物語』の2種類を読み上げた。大切なのは、強弱・間合い・速度。口角を上げると感情が表れるようになるが、表情に気を配っていると普段話しているスピードでつい読み上げがち。1人ずつ練習する時になると、「だんだん声がしりすぼみしちゃっていますよ!」、「急に速くならないで」など柴山さんの鋭くしっかりとした指摘に、受講者は同じ文を何度も繰り返す。上手くなるには発声練習を繰り返すことが大切で6カ月はかかるというが、やり応え充分の講座だったのではないだろうか。

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