~放っておいてほしい息子と構いたい母親~

 以前、元教師の先生が、「お母さんたちは男の子を構いすぎる。放っておきなさい」と、おっしゃっていたことがありました。ここで言う〝放っておく〟とは、口出し手出ししないで見守っていることですが、母親というのは、どうしても放っておくことが難しいようです。息子が困っていると心配し、可哀そうだと思い、ついつい「こうすればいいんじゃないの?」と答えやヒント、指示命令を与え過ぎる傾向にあるようです。もう一つ、放っておいた方がいい理由があります。母親は女脳で考えるので、あれこれと説明しますが、男脳で考える息子には、母親の言いたいことが、伝わっていないのです。その結果、「うるさいなー黙ってて」と息子が言うと「何なのその態度!あんたのために言ってあげてるのに!」となり、益々ヒートアップした結果、「うるせーくそばばぁ」と息子に言われるパターンが多いですね。
 男の子を観察してみると、何かを始める前にボーっとしていることがあります。母親から見ると、ボーっとしている暇があったら動けばいいのに、と思いますが、これは頭の整理をしている時間なのです。男の子にはこの時間が必要で、考えているときに横やりが入るのを嫌がります。必要な時には、自分から必要だと言ってくるので、それを待つことが大事で、待てないから口出し手出しするのでしょう。
 そう、男の子が大きくなったら父親の出番。息子のことは父親に任せて、放っておくのも子育てには必要だということです。

中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生まれ。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。ありんこ親子保育園理事長。エッセイスト。
http://www.en-sta.jp
連絡先 TEL.0475-53-3509

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  いちはら地域ネコの会は、不幸なノラネコがいない地域社会を目指すことを目的に、平成24年に設立されたボランティア団体。地域ネコとは地域の理解…
  2.  いつも通る雑木林の奥に、輝いているかのように際立つ赤褐色の木を見つけた。マツ科マツ属の常緑高木、アカマツ(赤松)であった。  大きなもの…
  3.  昨年11月21日(日)、千葉市中央区にある青葉の森公園芸術文化ホールにて開催された『もんきりワークショップ』。午前と午後の2回行われたワー…
  4.  社交ダンスに限らず、特に魅せるスポーツにおいては選手の「表情」が大きな意味をもっていますが、このコロナ禍において、すでに2年近くの間、表情…
  5.  昨年10月19日、山武市の松尾IT保健福祉センターにて、山武市保健推進員協議会主催の『知ってる?パッククッキング~災害時常備食クッキング~…
  6.  明けましてておめでとうございます。草花や野菜と共に生活をしていると、四季の移り変わりもよりあっという間のような感じがします。昨年は園芸だけ…
  7.  東金市の八鶴湖畔に建つ『八鶴館(はっかくかん)』は、明治創業の割烹旅館として長年人々に愛されてきた。現存する建物は大正から昭和初期に建てら…
  8.  袖ケ浦市久保田在住の淡彩画家、澤井幸男さん。自身の作品『渓流の詩』がドイツ・エアバッハブドウ栽培組合ブランドワインのボトルラベルに採用され…
  9.  先月12月4日(土)、栃木県那須塩原市で行われた第30回関東中学校駅伝競走大会で、千葉県代表として出場した五井中学校と有秋中学校が優秀な成…
  10.  市原市は東京湾に面していても、残念ながら海で楽しめる場所がほとんど無い。唯一楽しめる場所は養老川河口で、海釣り公園があり、数多くの子供から…

ピックアップ記事

  1.  昨年11月21日(日)、千葉市中央区にある青葉の森公園芸術文化ホールにて開催された『もんきりワークショップ』。午前と午後の2回行われたワー…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る