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優雅な武術、太極扇
- 2015/8/28
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「パンッ」大きな扇の音が小気味よく響く。扇を手に優雅に太極扇を舞うのは、茂原市東部台会館のサークル『彩虹太極拳クラブ』の皆さん。毎週火曜日、太極拳のあと11時から12時まで10名で活動を行っている。
講師は茂原市在住、太極拳指導者の飯塚永紅さん(56)。中国の西安市出身で、幼少時代に体得、実感した太極拳の本質と良さを広く伝えたいとサークルを開いた。太極拳は中国武術の一派。周囲360度を視野に入れながら、均一のスピードでゆっくりと動く。体の一部だけではなく体内の「気」と共に全身を同時に動かしていくのが特徴だ。
太極扇は、太極拳や太極剣など様々な武術に京劇の要素が加わった、歴史10年の新しい演武。練習中の「夕陽美太極功夫扇」は全6段で構成されており、1段と6段以外は素早い動きが入る。白蛇が舌を出している様、扇を広げ横を向いて片足で立ち、松を表現したりするなど動きひとつ一つに中国古来の伝説に由来する意味がある。「舞踏なので顔の表情も大切。太極拳と同じで、体幹ができて心も豊かになります」と飯塚さん。「わかりやすいレッスン。楽しみながら上達しています」、「太極拳と両方行うことで相乗効果が出る」とメンバーの声。新規メンバー募集中。
問合せ 飯塚さん
TEL 080・5004・8929