青空の下で、ボールを蹴ろう

 東金市にある北之幸谷(きたのこうや)グラウンド。転がるボールを追いかけ、汗を流しているのは少年サッカーチーム『ときがねFC』の総監督、前嶋靖英(やすひで)さん率いる『熟年サッカー愛好会』。60から80代までのメンバー12人中、6人は女性だ。1年半ほど前、全日本年金者組合東金支部主催の『歩こう会』に前嶋さんがサッカーボールを持って行ったのが発足のきっかけ。「ただ歩くだけではなく、ボールを追いかけて蹴ることがすごく面白くて。すぐメンバーになりました」と経験者ではないが、時折、鋭いパスを出していた女性。
 笑い声の絶えない楽しい雰囲気だが、基礎練習はしっかりとやる。ボールを使ってのストレッチをはじめ、真上に放り投げて手を叩いてキャッチ、ドリブルしながらグラウンド1周など、少年サッカーチームとほぼ同じような練習内容だ。メンバーは卓球をやっている人が多く「室内では卓球、天気のいい日には青空の下、芝生でボールを蹴るのが最高!」とのこと。
 「サッカーは、ボールさえあれば幼児からお年寄りまで誰でもできるスポーツ。トレーニングには、反射神経や動体視力の発達を促すメニューを取り入れています」と前嶋さん。筋力が鍛えられるのだろう。「転倒しなくなった」との声も。
 後半は、疲れるまで試合を行う。白熱した様子だ。夢中になってボールを追いかけていると腹の底から声が出る。たまには童心に帰って、思いっきり駆け回るのもいいのでは。
 練習は毎月第2・4月曜日、10~12時。会費は1回200円。

問合せ 前嶋さん
TEL 090・1500・2432

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…
  2. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  3.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  4. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  5.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  6. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  7.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  8.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る