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こでまりの夢
- 2016/2/19
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~おもちゃの取り合い、どうしたらいい?~
ある日の一コマ。3歳のAちゃんがおままごとのおもちゃで遊んでいました。後からきた2歳のBちゃんがそのおもちゃで遊ぼうとしたとき、Aちゃんが「ダメ!」とおもちゃを独り占めして貸してくれません。Bちゃんは大泣き。その後、お互いが「イヤイヤ」になってしまい、ママたちはどうしたら良いものか、頭を抱えてしまいました。
実は、2~3歳児に相手の気持ちを考えることとか、みんなのものだよと教えても理解するのは難しいです。こういう場合は、『かして』『いいよ』の言葉を教えてあげるといいですね。「お友だちが遊んでいるおもちゃを黙ってとらないよ。『かして』って言ってごらん」と促します。それに対して、使っている子どもには『いいよ』を教えてあげるのです。上手に貸し借りができたら、大げさに誉めます。貸してあげた子が嬉しそうに遊んでいる姿を見せることで、貸すことが楽しくなるでしょう。それを繰り返し教えてあげることで、だんだんと貸し借りができるようになり、友だちと遊ぶことが楽しいと思えるようになってくるでしょう。
2~3歳児は、まだまだ自分中心なので、相手がどう感じるかということではなく、自分が楽しいか、うれしいか、悲しいか、イヤかで感じさせる方が効果的です。4~5歳くらいになれば、言葉も上手になってくるので、このようなトラブルは随分減ってきます。それまでは、繰り返し言葉を教えてあげるといいですね。
中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生まれ。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。ありんこ親子保育園理事長。エッセイスト。
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