ふるさとビジター館 いちはら自然探訪 アカハライモリ

 アカハライモリは、その名の通りお腹が赤いイモリです。体長は10センチ前後で、背中は一様に黒いですが、お腹は鮮やかな赤い模様。この赤色は、自身が毒を持つ生物であることを周囲に知らせるための警告色となっていて、危険が迫るとひっくり返って赤いお腹を相手に見せるとのことです。ちなみにフグと同じ成分の毒を皮膚から分泌しています。
 飼育下での寿命は約20年以上と長寿です。また、特殊な細胞を持っていて、手足やシッポが切れても、徐々に再生する能力を持っています。この再生能力は、再生医療につなげるために研究されているそうです。不思議な生き物ですね。
 生息場所は水田、池、水路の淀みなど。 繁殖期以外は水辺の近くの林や、草地の水気の多い枯れ草の下などに潜むことが多いです。谷津田や里山環境が多く残る市原では、広く分布していますが、近年見なくなったとの声も聞きます。千葉県レッドデーターブックでは「A最重要保護生物」、環境省レッドデータブックでは「準絶滅危惧」です。
 アカハライモリが生息する市原の豊かな里山環境。次世代へ承継されることを願っています。
(ナチュラリストネット/時田良洋)

・ナチュラリストネット
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