もばら検定ガス博士 初の博士号 誕生!【茂原市】

 明治時代から天然ガスの採掘が行われている茂原市で、天然ガスに焦点を当てたご当地検定「もばら検定ガス博士」が8月29日・30日に行われました。もばら検定ガスは、天然ガスに関する問題を中心に、茂原の歴史や文化など幅広いジャンルを出題、茂原市の魅力を知ってもらうことを目的に創設。今年で第2回となる講習会と検定試験は、こどもガス博士、ガス博士修士号、博士号の3つに分かれ、修士号合格者は博士号を受験する資格が与えられます。今年はこどもガス博士3名、修士号に10名が挑戦。また、昨年の修士号合格者が博士号の試験を受験し、もばら検定ガス博士の博士号が初めて誕生するのか、注目されました。
 29日の講習会は午前中が座学、午後は天然ガス採掘のガス井戸を見学。ガスが溶け込んだ水をくみ上げ、分離槽と呼ばれる装置で天然ガスと水を分離する過程を、ガス会社の担当者が説明。個人の敷地内に設置されたガス井戸の見学もあり、井戸の中に筒を入れ、湧き上がるガスと水を分離し、ガスを自給自足している話を聞きました。参加者は茂原の特産品とも言える天然ガスを通じて茂原の魅力を感じるとともに資源の大切さを再確認した様子。さらに、初めて行われた博士号の試験には、3名が論文と面接で受験。「天然ガスを活用した茂原市の振興策について」の課題論文と論文に関するプレゼンテーションで選考となりました。
 30日はこどもガス博士と修士号の検定試験、前日の博士号試験の合格発表が行われ、受験者の皆さんは真剣なまなざしで問題に取り組んでいました。検定試験の結果はすでにもばら検定ガス博士のHPで発表、講習会と事前配布のテキストによる猛勉強の成果が認められ、こどもガス博士3名、修士号10名の受験者全員が合格しました。また、博士号の合格発表では3名の博士が誕生。もばら検定ガス博士実行委員会・横堀委員長より、博士号の賞状と記念の角帽が授与されたあと、茂原市教育委員会内田教育長よりお祝いの言葉が贈られました。横堀実行委員長は「茂原は天然ガスという貴重な天然資源を持っていることを市民の皆さんにもっと知ってもらえるよう、今後とも活動していきたい」と話しました。
 もばら検定ガス博士の次回講習会と検定試験は来年の夏または秋に開催される予定です。関心のある方は「もばら検定ガス博士」のHPをご覧ください。

・申込み:ホームページもばら検定ガス博士⇒検索
問合せ:もばら検定ガス博士実行委員会 TEL.0475・24・3494

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