この冬!どっぷりと星空に浸かってみてはいかが? 千葉市科学館【千葉市】

 近場で楽しめる冬のオススメスポットをご紹介!千葉市中央区にある千葉市科学館では、毎月『きぼーる星空観察会』を開催している。これは、科学館の屋上に設置された大型望遠鏡で、季節ごとの星を楽しめるイベントだ。同館でプラネタリウムを担当している事業課天文グループのリーダー中村清英さんは、「年間24回行っている観察会は、毎回大人気です。実際に望遠鏡に触れて星を見るということは、思った以上に子どもたちの心にインパクトを残します」と話す。今の季節に注目な星座は、冬の訪れを教えてくれる『すばる』と学校の理科の授業でも学ぶ『オリオン座』。空を見上げたあなたは、見つけることができるだろうか?

星と友達になれる場所

 星に詳しくなりたい!忙しい毎日の中で少しでも癒されたい!と思っている人におすすめなのが、『プラネタリウム』だ。多い時で7タイトルが上映されており、そのジャンルも様々。子供が楽しめること間違いなしの『名探偵コナン』から、少しマニアックな宇宙飛行士の目線が味わえる『ISSからの眺め』、老若男女が興味を持てそうな『100年前の星空を見てみよう』などである。「今年は千葉市制100周年ということもあり、タイムマシンに乗ったつもりで過去の星空を見てみるのも楽しいですよ。いつ見上げても空にいる星ですが、実は時を越えて変化しているんです」と、中村さんは楽しそうに続けた。
 そして、女性たちに人気のプラネタリウムが『フィールアロマ~アロマを感じる星空』である。「同館のプラネタリウム、最大の魅力は直径23mを誇るドームの大きさです。これは県内最大で、ドームが大きければ大きいほど本当の星空に近い、見え方を再現できます。本来300席入るところを200席に抑え空間に余裕を持たせたことで、プレミアム感を味わっていただけます」と自信を見せるのは、総務課の武藤勇一朗さんだ。『フィールアロマ』は、そんな空間いっぱいに爽やかなアロマの香りが広がる。満天の星々を眺めながらシートに深く身を預け、ゆっくりと深呼吸をする。想像しただけで癒し効果があると思えるほどだ。12月4日(土)18時半から45分間、流れ星をテーマにゆずのアロマを使用する。また1月28日(金)と29日(土)18時半から45分間、こちらは宇宙から見た地球がテーマで、アロマはユーカリブレンド。当日券のみ28日は10時から、29日は9時から販売予定。

注目!高校生特典あり

千葉市立稲毛高校の皆さん

 同館は全年齢向けの企画を多く扱っているが、「将来を担う子供たちに、もっとたくさん科学に触れてもらいたい!」と武藤さんが望むように、小中高校生と連携した企画も一押しだ。特に、12月18日(土)は高校生無料開放日!16時から17時に上映される『青春プラネタリウム』は、千葉市立千葉高等学校と千葉市立稲毛高等学校の生徒が制作したものになる。「解説内容やBGMまで生徒たちが考えてくれます。星のことを理解しないと作れないので大変だったとは思いますが、若い感性が生み出す高校生ならではの作品が楽しみです」と話す、中村さん。コロナウィルスの影響で部活動自体が中止になっていた時期や学年を越えての接触が不可能な時期があるなど、想定外の困難が高校生に訪れていたが、その中で制作された作品は、生涯記憶に残る大切なプラネタリウムになるに違いない。定員は先着100名で、当日は9時より整理券の配布を予定している。
 同日の午前10時からと午後13時半からの2回、1時間半かけて行われるのは『よく飛ぶ翼をデザインしよう』。武藤さんは、「飛行機が飛ぶために最適な翼がどんなものかを、コンピューターを使ってシミュレーションします。得られた結果から揚力を計算して進める歯ごたえのある企画で、高校生に適していて面白い内容だと思います」と、お勧めする。申込締切りが12月5日17時なので、要注意を。他にも同館には、世代や性別を問わずに夢中になれる、聴ける講座が多数!そして、「一度来たから知っている、で終わらないのが同館です。常に新しい発見を作ってお待ちしています」と、武藤さんは続けた。イベントや企画内容について、締切を設けている場合があるため応募はホームページにて必ず確認を。

問合せ:千葉市科学館
千葉市中央区中央4の5の1 きぼーる内7~10階 
休館日:不定休
Tel.043・308・0511
https://www.kagakukanQ.com

 

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