再び小屋作りに夢中になっています。前回は物置小屋作りで、今回、最初のうちはゲストハウスを作る予定でしたが、いつの間にやらその意識が薄れてしまい、自分だけの趣味の空間を作るという名目にすっかり変わってしまいました。そうなると当然気合も十分、俄然やる気が湧いてきます。
 建設の手順を簡単に説明すると、まずは基礎工事から。地面を圧搾し、砂利や砂を撒いてブロックを置き、水平にするために何度も調整を繰り返し、納得したらモルタルで固めていきます。その上に防腐剤入りの根太と呼ばれる木材で枠を作り、その上に柱を組み立てます。
 次は屋根。基礎となる数本の垂れ木を固定したら、その上から合板を貼り、ルーフィングと言うシートを敷き、またその上からシングルスと言うアスファルト製の瓦の役目をする材料を、専用の釘で下方から順番に重ねながら打ち付けていきます。そして再び壁。合板を貼り、その上から防水シートを巻き、更にその上から外壁材を下方から順に打ちつけます。その後、ウッドデッキを設置し、入り口のドアを取り付け、外壁の四隅やヘリに飾り板を貼り、窓を取り付け、最後にペンキで塗り上げたら完成です。
 今年の春に作った1.5畳の物置小屋よりは3畳と2倍の大きさなので、重量的に少しばかり大変でしたが、それでも経験値が上がったせいか悩むことも少なく、順調に作業が進んでいます。完成まではさらに1〜2カ月程度はかかるとは思いますが、完成後のそこでの時間を思うと心が踊ります。
 小さな空間ですが1人で趣味を満喫するには十分な広さだと思います。なるべく機能性を持たせながら、部屋の中も外も沢山の植物に囲まれた素敵な空間を作っていくつもりです。自分だけの隠れ家で読書をしたり、フラワーアレンジメントをしたり、自然の材料を使ってクラフトワークを楽しんだりと、未来に向けて想像の蕾は益々膨らんでいきます。

 

◇長谷川良二。長柄町在住。ハーブコーディネーター、ガーデニングコーディネーター、歯科医師。市原を中心に公民館でのハーブの指導などをしながら自然栽培で野菜を育て、養鶏、養蜂にもトライ中。

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