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こでまりの夢~失敗してもいい環境で育てよう~

 子育てをしていると、つい子どもに「失敗させないように」「間違えないように」「困らないように」と先回りしてしまうことがありますね。しかし、子どもは失敗を経験して多くのことを学んでいくものです。
 小さい子どもが、靴を反対に履いてしまったり、友達とうまく遊べなかったりする姿をよく見かけます。大人からすると小さな失敗ですが、子どもたちにとっては大切な経験です。失敗したからこそ、「次はどうしたらいいのかな」と考えたり、「自分でやり直せた」という自信に繋がったりします。
 一方で、失敗したときにいつも叱られている子どもは、「失敗してはいけない」と感じるようになります。すると、新しいことに挑戦する意欲が弱くなり、「どうせできないからやらない」と諦めてしまうこともあるかもしれません。失敗そのものを責めることより、「やってみたんだね」と挑戦したことを認める言葉かけが大切です。そして、失敗したときには、「どうしたらうまくいくかな」と声をかけ、一緒に考える姿勢が大切です。
 これからの時代は、正解を覚える力だけでなく、自ら考え、挑戦し、失敗から学ぶ力が求められます。その力の土台は、幼児期から小学校までの体験の中で育まれます。失敗は成長の種。少しの失敗は大丈夫だと思える環境で育てましょう。

◇中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。社会福祉法人ありんこ会理事長。ありんこ親子保育園園長。保育士。エッセイスト。
Tel.0475・53・3509