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冬野菜の加茂菜 夏に育てて無料試食会~加茂地区農業振興協議会~【市原市】

【写真】日髙サンフラワーファームの加茂菜畑

 市原市の高滝・養老渓谷里山を、次世代へ繋ごうと活動する有志の加茂地区農業振興協議会。同地域で100年以上受け継がれてきた京都賀茂川地域由来の冬野菜『加茂菜』を、市原市の『宝菜・加茂菜ゴールデン』として新たな特産品に育てる取り組みを進めている。実行委員長・関谷正夫さんは、「協議会相談役で、加茂菜作り名人・長谷川權輔さん指導のもと、今年は3月の『春加茂菜』、6月の初めに種を蒔いた『夏加茂菜』を栽培しています。夏期は生長が早いので1カ月で収獲し、これまでの冬の収獲だけでなく、夏野菜としても活用したいと思っています」と話す。
 今年2月、協議会では、目の前の畑で収穫したばかりの加茂菜をその場でジュースにし、ペーストともに食べられる試食会を1日限りで実施した。「それがとても好評だったので、次は7月の㈯㈰㈷で7日間、開催することにしました。夏の加茂菜は柔らかくシャキシャキした歯ごたえ。試食ではサラダ、お浸し、ジュースを予定しています」と関谷さん。会場は高滝湖そばの日髙サンフラワーファーム。地域の有志で20年放棄されていた約4500坪の土地を整備し、米と野菜を作っている。敷地内の一角にミニ直売所『里味発見市場』も設置し、近隣の農作物や漬物ほかの加工品など、地元の旬が並ぶ。加茂菜は高滝ダムの底に溜まる砂、近場の竹林の竹チップ、有機堆肥と、すべて加茂地域のものを利用して栽培。過疎化が進む里山の活性にと『ALL加茂』のブランド化を図っている。

加茂菜のジュース

 さらに、協議会では子どもたちの食育に加茂菜が使えないかと準備を進行中。「市原市南部では故郷の味ですが、北部では栽培されていない野菜です。もっと広く知ってもらうために、気軽に育てられる家庭菜園用のセットを作って学校で子どもたちの食育に使ってもらったり、一般向けの頒布も考えています。セットは栽培用の入れ物、土、肥料、種。日本は食料自給率がとても低く、さらに現代は食糧危機も可能性としてある時代。子どもたちには『地産地消』とともに『自産自消』の大切さも知って欲しい、という側面もあります」と関谷さん。
 今年の春とこの6月には、縁あって君津市の子ども食堂へと加茂菜を提供。食堂のスタッフが加茂菜をペースト状にし、グリーンパンや焼菓子などを作って、子どもたちも喜んで食べたという。「今後は、市原市内の子ども食堂に加茂菜が提供できたらと思っています。自宅で栽培したいという方には、試食会で試験的に栽培セットも販売します。ぜひ夏野菜としての加茂菜を味わっていただければ」と関谷さん。会場は駐車場が少ないため、小湊鉄道での来場を推奨(高滝駅か里見駅で下車、徒歩約10分)。加茂菜の提供、栽培セットなど、詳細は関谷さんへ問合せを。

●夏加茂菜 試食会
 7/4・5・11・12・18・19・20の㈯㈰㈷
 11時~無くなり次第終了 雨天中止
 日髙サンフラワーファーム(市原市加茂運動広場前)
 サラダ・ジュース・お浸しの無料試食、栽培セットの有料頒布

問合せ:関谷さん
Tel.090・3139・0234