古流生け花を学ぶ
- 2013/6/7
- 市原版

古流生け花を学ぶ
5月20日から7月1日までの月曜日に『花の心いけばな』6回シリーズが菊間コミュニティセンターで行われている。初回は5名の参加者が落ち着いた雰囲気の中、生け花に親しんだ。講師は古流松應会の教授、安藤理育さん(68)。「道を歩いていて、花がきれいだなと思える余裕を心に持ってほしい」と冒頭で述べた。
今シリーズでは古流生け花の基本である現代花、盛花の第一花型を学ぶ。剣山に生ける花を真正面から見て基となる3本は中心から左約20度の位置に「真」、同じく左45度に「副」、右70度に「受」をそれぞれ10対7対5の長さで生ける。この日は黄色の花をつけたソケイを基に使用。さらに真と受の間に不等辺三角形を作るように「あしらい」としてそれぞれ異なる長さに切った3本のカーネーションを足す。そして赤い実がかわいいヒペリカムを奥行きが出るように前後に散らして完成。不要な枝や葉は適宜落としていく。長さをカットするとき、木は切り口を斜めにすると生けやすい。安藤さんはバランスを考えた絶妙な配置について一人一人丁寧に指導していく。「細かく教えてもらえてよかった」と参加者。
「基本形を把握すればうまくまとまる。あとは休まずに続けることが大事」と安藤さん。最後に、同じ材料、同じ配置で生けているのに様々な表情の作品をお互いに観察。「家に帰って同じように生けてみます」と参加者は笑顔で話した。
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