電気・ガス・プラスチック製品を使わない食事の作り方&食べ方体験
- 2013/6/7
- 市原版

電気・ガス・プラスチック製品を使わない食事の作り方&食べ方体験
4月末の日曜日、市原市不入斗の薬王寺近くにある里山で、SaToYaMaよくし隊主催『第7回たけのこパーティー』が開催された。
今回は「電気・ガス・プラスチック製品を使わない食事の作り方&食べ方体験」がメインイベント。被災時に火を使った暖かい料理を食べることができたら…。同時に、食器がなかった場合どうしよう?そんな時に備えての体験をして被災時に役立ててもらえたらと今回の企画が実施された。
里山が多い市原市には竹も豊富にある。不要な竹を有効利用しようと考えたSaToYaMaよくし隊の皆さん。これまでにも間伐した竹で竹細工や竹酢液、竹炭等を作り販売することで、里山保全の活動資金に充ててきた。
当日は老若男女約130名が参加してスタートした。同隊が造った囲炉裏のある食事広場では、竹で食器づくりに励む人、かまどでご飯やたけのこ汁を、炊飯器代わりに竹筒でご飯を炊く人、現地で採った山菜を揚げたりと食事を作る人たちが作業開始。里山の散策に出かける人たちは「この時期は竹の秋といって、地面に落ち葉がいっぱいあるので足元に気を付けて。滑るので走らないように」と注意を受け、3班に分かれ同隊のスタッフが先導して散策路に向かった(※竹類の葉は1年で生え替わり、5月から6月頃に黄葉して落葉する)。
この里山には『やまびこひろば』、『さえずりひろば』など5つの広場がつくられてあり、休憩ポイントや遊ぶのにもってこい。それぞれの広場の名前は、5年前から年に8回、地元有秋東小学校の児童たちが環境学習の場として、同隊の皆さんと一緒に里山整備や竹炭作りを続けており、毎年6年生が「ひろば」のネーミングを考えた。
散策では、今ではあまり見かけなくなってしまった山野草を観賞したり、のどかで美しいミニ棚田を眺めたり、里山の生き物を観察すると同時に、孟宗竹と真竹の見分け方など竹についての話しも聞かせてもらった。
散策を終え食事広場に戻り、待望の昼食タイム。みな、竹で作った箸や椀、皿に料理を盛って好きな場所に座る。敷地内の炭焼き小屋で焼いた竹炭を使った数々の料理に舌鼓を打ち、出会ったばかりの人同士の会話も弾んだ。
食後は竹で作られた遊具や楽器で遊ぶ子ども、池でザリガニ釣りに挑戦する子どもの歓声があちこちで上がり、アコーディオン等の演奏会も開かれた。また、東日本大震災のあと、被災地に送られたエコストーブことロケットストーブの作り方やギンナンを煎る使用実演も行われ、皆熱心に見入っていた。「楽しくて有意義な体験ができた」と参加者からは大好評のイベントとなった。
今後のSaToYaMaよくし隊の活動予定については問い合わせを。
問合せ 隊長・鈴木幹夫さん
TEL 090・2147・1598
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