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こでまりの夢 ~自分を写す鏡~
- 2021/8/19
- シティライフ掲載記事, 市原版
- こでまりの夢

世の中、理不尽なことがたくさん起こりますが、それをどう捉えるかで人生の行く道が変わることがあります。目の前で起こっている理不尽なことは、今、ここで、なぜ起こったのか、どうしてこうなったのかが重要で、理不尽な相手も、『自分を写す鏡』になっているのかもしれません。
自分ではなかなか気付くことができない、我の強さや思い込み。そして、悪いことが起こってしまう。でもそれは本当に悪いことなのか?そこで気付けば、もっと成長できるのではないか?ということを教えられるために、様々なことを見せられるのでしょう。感情に任せ、すぐに腹を立てていたのでは、いつまでも子どもと同じ。大人になって、自分の恥ずかしい部分を誰が教えてくれるでしょうか。叱ってくれるでしょうか。本当の優しさとは、厳しさの中にあって、あなたが先行き苦労しないために、今知らなければならないから教えてもらっているのかもしれません。
辛い時は人生の一瞬の出来事。そう思って、私はわが子を育ててきました。お陰様で、辛いことは本当に一瞬だったように感じます。
中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション㈱代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。社会福祉法人ありんこ会理事長。ありんこ親子保育園園長。保育士。エッセイスト。 Tel.0475・53・3509