日曜大工の基本を学ぶ
- 2014/3/7
- 外房版

2月15日に千葉県立東金高等技術専門校で『初心者のための日曜大工講座』が行われ男女18名が参加した。講師は建築科指導員の鈴木勝美さんと石川弘行さん。まずは訓練生が実習に使う、地元の山武スギを用いた在来軸組工法住宅の構造を見学。天井裏や壁・クロスの内側など完成後は見られない部分を観察した。壁の内側に施されている間柱と同様、天井には野縁という部材が一定間隔で組まれている。本棚上の転倒防止伸縮棒などは野縁に設置しなければ衝撃を受けた時に外れてしまう恐れがあるという。
座学では日曜大工で使用する木材の選び方や使い方を学んだ。赤味が多く年輪の間隔が狭いものが硬くて丈夫なのだそう。続いて指矩というL字型の物差しや鋸、鑿など工具の扱い方について実演を見ながら説明を聞いた。木材に鑿で四角い穴を開け、別の木材を直角にぴったりと組み込む石川さんの巧みな技に参加者一同目を見張る場面が見られた。
リフォームに興味があって参加したという人も多く、ある男性は「室内での段差解消(バリアフリー)の設置方法がわかってよかった」と感想を述べた。最後に建築科の他、ディスプレイ科、左官技術科の実習場を見学した。各科とも訓練生追加募集中。募集期間は3月12日まで。
問合せ 千葉県立東金高等技術専門校
TEL 0475・52・3148
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