光と影で表現するのが写真

 市原市の上総更級美術館で、市内在住の鶴岡暉也さんの作品展が3月30日(日)まで開かれている。
 鶴岡さんは仕事の傍ら50年以上写真を撮り続けてきた。秋山庄太郎らが創立した『二科会写真部』や『千葉県芸術祭写真展実行委員会』に所属した時期もあったが、撮影技術は独学で習得した。
『養老渓谷写真コンクール』受賞を皮切りに、県展や県芸術祭で入賞、『全国水のふれあいコンテスト国土庁官賞』グランプリ賞、『全国御輿と祭写真展』金賞、『勤労者美術展』労働大臣賞、『JR東日本小さな旅写真コンテスト』入賞等、数々の輝かしい受賞経験を持つ。
 30年以上追い続けたブナの撮影。集大成として一昨年、個展で披露した。そして今回、『小湊鉄道写真展 季の彩り』では、5年前から撮りためた小湊鉄道の四季の未発表作品50点を展示。鶴岡さんは「市原南部の原風景が残る小湊鉄道の牛久から上総中野までを撮った」と話す。小湊鉄道を撮る写真家は多いが、「皆が撮影しない場所を探し、あくまで沿線風景の中に走る列車という視点で撮った。だから皆は列車を大きく撮るが、私は小さく撮った」と鶴岡さん。たとえば、つららの中に小湊鉄道が映っている作品も。それは、鉄道写真家・中井精也さんとの交流で彼の影響を受けて。その上で独自の表現を。きっぱりと「光と影で表現するのが写真」と言う鶴岡さん。ブナの撮影のきっかけは渓流釣りだった。イワナを追いかけブナと出会った。また、秘湯の宿にも泊まった。関東の林道の大半は走った。同じ趣味を持つ方は写真以外にも話しが弾むのでは。

問合せ 鶴岡さん
TEL 0436・88・3531
TEL 090・5193・7177
上総更級美術館(市原市鶴舞303)11~17時、(月)休館、鶴岡さん在廊日は(土)(日)

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