隣人が集う憩いの場
- 2014/4/25
- 市原版
「DS(携帯型ゲーム)って面白いのよ」、「うちの息子がね…」世間話から身近な死についての話まで、リラックスした雰囲気の中、お茶菓子を口にしながら様々な話題が飛び交う。
市内青葉台5丁目、山田治男さん(88)が自宅の1階を提供しているミニデイサービスの様子だ。高齢化が進む青葉台地区では独居のお年寄りも少なくない。徒歩で通える身近なところに気軽に集える場があればとモデルケースとして昨年6月からスタートした『憩いの家・廣子』。1日の平均利用者は6~7名。昼食時には、運営団体NPO法人『青葉台さわやかネットワーク』のサービス提供協力会員2名が温かいうどんを作ってくれる。「他人と話すことは脳の活性化にもつながる。情報交換もできます」、「ここに来れば寂しさを紛らわすことができます」と利用者は話す。
『廣子』は、友人を招いて会食することが大好きだった、亡くなった山田さんの奥さんの名前。「隣人同士、つながりがあれば『最近あの人見ないね』、『足が痛いの?じゃあ買い物に行ってきてあげるよ』などお互いに健康状態の確認もできる。各町会ごとに同様の場ができることが理想」と山田さん。
利用は無料だが、昼食代は気持ちとして200円ほど募金箱に入れる人が多い。毎週月・金曜10時から16時まで。
問合せ 青葉台さわやかネットワーク
TEL 0436・62・8215