ひとりでも仲間でも楽しめる シニア向けピンポイントテニス考案
- 2014/6/20
- 市原版

「昔ソフトテニスをされていて、歳をとられてラケットが眠っている方、いると思うんですよ。そういう方ももう一度テニスができるし、ひとりでも、仲間でも楽しむことができます」と話すのは、独自でテニスの球出し器と打った球を受けるネットを開発。その名も『ピンポイントテニス』を考案したさらしなクラブ代表、長与勝康さん(71)だ。
長与さん自身、学生時代からのテニス愛好者。8年ほど前、子どもたちにテニスを教えていたとき、生徒30人にコーチひとりという状況に、何かいい方法はないかと考えた。それが子どもたちの母親にも協力してもらい、雨どいを使って流しそうめんのように球を出す方法だった。それから改良を加え、現在の形になったが、「まだまだ改良中」という。
目の前のヒモを引っ張ると球が落ちてきて、バウンド台の上でちょうどよい高さにバウンドするので、あとはネット目がけて打つだけ。「同じ放物線で球が落ちてくるので、打点、ラケット面、ストロークと、自分のフォームの調整にも役立ちます」。初心者から上級者、そして下肢に障がいのある方まで幅広く利用可能だという。また人数が増えれば、ネットに空けた穴に球が入った数で点数を競い、ゲームも楽しめるよう工夫されている。
材料は廃材のコンパネ1枚。ホームセンターなどで切ってもらって組み立てるだけ。「安価で手軽に遊べます。タタミ3畳あればOKです。作り方は誰にでも教えますよ。これでテニスのすそ野を広げたいのです」と長与さん。走り込んだり、体力にちょっと自信のない方でも十分楽しめること間違いなし。さらしなクラブは毎月第1・3日曜、午前10時から南総公民館、または五井公民館で活動中。
問合せ さらしなクラブ・長与さん
TEL 090・3338・5692(20~21時の間)
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